公明 衆院選で第1次公認
公明党は21日午前、東京都新宿区の党本部で中央幹事会を開き、同日の候補選考委員会の決定に基づいて、次期(第48回)衆院議員総選挙の第1次公認予定候補として小選挙区9氏(全て現職)を決めた。中央幹事会後、公明党の山口那津男代表が記者会見で発表した。 公明党が公認を発表した小選挙区と予定候補は、北海道10区でいなつ久氏、東京12区で太田あきひろ氏、神奈川6区で上田いさむ氏、大阪3区で佐藤しげき氏、大阪5区で国重とおる氏、大阪6区でいさ進一氏、大阪16区で北がわ一雄氏、兵庫2区で赤羽かずよし氏、兵庫8区で中野ひろまさ氏。
このうち、北海道10区、東京12区、兵庫2区の区割りは、「1票の格差」を是正するため衆院小選挙区の区割りを見直した改正公職選挙法が今年7月16日に施行されたことを受け、一部変更されている。
なお、中央幹事会では、任期中に69歳を超える場合は原則公認しないとする党内規の「定年制」に抵触する太田氏について、例外として年齢制限の緩和を了承した。
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中央幹事会後の記者会見で山口代表は、この時期に第1次公認を発表した理由について、安倍晋三首相が米・ニューヨークで開かれている国連総会からの帰国後に衆院解散を判断する考えを示したことを踏まえ、「帰国後、どういう判断になるか分からないが、解散を明言するようであれば、早速、その戦いに入らなければならない」と説明した。
また、太田氏の定年制に関する年齢制限緩和については、これまで小選挙区で当選を重ねて実績をつくり地域からの信頼が厚いことなどを挙げ、「総合的に判断して定年制の例外とした」と述べた。
一方、訪米中の安倍首相が講演で、日本の社会保障制度を「全世代型の制度に改革する」と表明したことについて、「社会保障の充実は公明党が一貫して訴えてきた。全世代型という表現で若い世代への支援を強化することは十分にあり得る」と述べ、首相から具体的な提案があれば検討する考えを示した。
北海道10区/いなつ久 現
『一番働く! 地域のために』
★国会質問は142回。自然災害や価格下落による収入減少から農家を守る待望の「収入保険制度」を実現。「地域の声」を着実にカタチに。
★地方の“元気”を支える幹線道路や港湾施設の整備を促進。風力や太陽光、雪冷熱など再生可能エネルギーを活用した新産業育成に全力。
★安定した政治で、さらなる政策実現を。農林水産業の6次化や観光振興で“地域力”を引き出します。
【略歴】党北海道本部代表。元農林水産大臣政務官。北海道芦別市出身。道議3期。衆院当選3回。専修大学商学部卒。59歳。
◆北海道10区=夕張市、岩見沢市、留萌市、美唄市、芦別市、赤平市、三笠市、滝川市、砂川市、歌志内市、深川市、南幌町、奈井江町、上砂川町、由仁町、長沼町、栗山町、月形町、浦臼町、新十津川町、妹背牛町、秩父別町、雨竜町、北竜町、沼田町、増毛町、小平町、苫前町、羽幌町、初山別村、遠別町、天塩町
東京12区/太田あきひろ 現
『政治は結果。いつも全力。』
★国民の命を守る防災・減災対策に全力。国土交通相を務めた経験を生かし、首都直下地震に備えた街づくりなども前進させました。
★生活者の味方として、“勢いのある”国づくりの推進役。建設現場で働く人の賃上げや、「給付型奨学金」の創設・拡充も実現しました。
★一人のために政策実現に走る「地元の代表」。UR団地の民営化阻止や駅のバリアフリー化など実現。
【略歴】党全国議員団会議議長。前国土交通相。京都大学大学院修士課程修了。衆院当選7回。北区滝野川在住。71歳。
◆東京12区=北区全域。足立区入谷町、入谷1〜9丁目、扇2丁目、小台1〜2丁目、加賀1〜2丁目、江北1〜7丁目、皿沼1〜3丁目、鹿浜1〜8丁目、新田1〜3丁目、椿1〜2丁目、舎人公園、舎人町、舎人1〜6丁目、堀之内1〜2丁目、宮城1〜2丁目、谷在家2〜3丁目。豊島区上池袋1〜4丁目、北大塚1〜3丁目、南大塚1〜2丁目、西巣鴨1〜4丁目、巣鴨1〜5丁目、駒込1〜7丁目。板橋区舟渡1〜4丁目、新河岸1〜2丁目
神奈川6区/上田 いさむ 現/横浜市(保土ケ谷区、旭区)
『ミスター軽減税率。生活の安心守る』
★党軽減税率制度調査委員長として、軽減税率の導入をリードした“ミスター軽減税率”です。
★国際情勢に精通。平和安全法制を構築し、北朝鮮問題への対応にも万全を期す。安心の暮らしを守るため、なくてはならない実力派。
★相鉄線(天王町〜星川)の高架化事業の着工に尽力(2018年度完成予定)。臨床研究センター設置などアレルギー対策を強化しました。
【略歴】党国際委員長。元財務副大臣。衆院当選7回。東京大学卒。米コーネル大学大学院で経営学修士号(MBA)取得。59歳。
大阪3区/佐藤しげき 現/大阪市(大正区、住之江区、住吉区、西成区)
『責任を果たす、実行力!』
★党政調会長代理として、一億総活躍社会の構築や働き方改革など、連立政権の重要政策に携わるキーマンとして活躍。実行力は抜群です。
★厚生労働副大臣時代には、若者を守るためブラック企業への立ち入り調査を実現。保育の受け皿拡大、介護従事者の待遇改善も進めました。
★経済の好循環、関西圏の活性化を推進。災害に強い街づくり、若者や女性が活躍できる環境を整えます。
【略歴】党政務調査会長代理、同大阪府本部代表。元厚生労働副大臣。日本IBMなど経て衆院当選8回。京都大学法学部卒。58歳。
大阪5区/国重とおる 現/大阪市(東淀川区、淀川区、西淀川区、此花区)
『実現するチカラ、あなたと。』
★徹して人に寄り添う熱血漢。弁護士出身。党の法務部会長として、時代を開く数々の画期的な法整備をリード。実現力は抜群です。
★ヘイトスピーチ(憎悪表現)の解消推進法、空き家対策特別措置法成立の“立役者”。脳脊髄液減少症の治療への保険適用も実らせました。
★中小企業の経営や事業承継を応援。育児休業の延長、児童虐待防止、淀川流域の地震対策も進めました。
【略歴】党国会対策副委員長、同青年委副委員長、同法務部会長。弁護士、税理士。衆院当選2回。創価大学法学部卒。42歳。
大阪6区/いさ進一 現/大阪市(旭区、鶴見区)、守口市、門真市
『未来を拓く! いざ前進!』
★政策実現力に優れた、即行動の人。がんについて学び予防につなげる「がん教育」の実施を学習指導要領に盛り込ませ、中学校で授業を開始。
★議員外交の“要役”。日中次世代交流委員会の事務局長として中国を5回訪問。日中間の協力関係を促進し、北朝鮮問題の解決に懸命です。
★年金の受給資格期間の短縮を推進。幼児教育無償化など教育負担の軽減と、働き方改革に全力!
【略歴】党青年委副委員長。元文部科学省課長補佐。衆院当選2回。東京大学工学部卒。米ジョンズ・ホプキンス大院修了。42歳
大阪16区/北がわ一雄 現/堺市(堺区、東区、北区)
『未来をひらく日本の成長へ』
★平和安全法制など国政の重要課題では、与野党を超え常に議論をリード。合意形成力は群を抜きます。
★大阪初の世界遺産へ「百舌鳥・古市古墳群」の国内推薦決定を強力に後押し。堺の発展に不可欠な人。
★関西国際空港にLCC専用の国際線ターミナルビルを開業、中小企業の下請け取引の適正化に尽力。現場のニーズを的確に捉え、形にする確かな実行力で未来をひらきます。
【略歴】党副代表。元国土交通大臣・観光立国担当大臣。弁護士、税理士。衆院当選8回。創価大学法学部卒。大阪府生まれ。64歳。
兵庫2区/赤羽かずよし 現
『安心と希望の社会へ実績で勝負!』
★災害対策の専門家です。自宅再建を公費で応援する「被災者生活再建支援法」を立法。学校耐震化やインフラの強靱化も進めました。
★誰もが良質な教育を受けられるよう奨学金制度を拡充。駅のバリアフリー化や新名神高速道路の早期完工、国道176号の渋滞緩和を推進。
★観光振興で経済を活性化し、新神戸トンネルの料金値下げを実現。日本一住みやすい神戸・西宮へ総力。
【略歴】元経済産業・内閣府副大臣、元財務副大臣。党兵庫県本部代表。三井物産を経て衆院当選7回。慶應義塾大法学部卒。59歳。
◆兵庫2区=神戸市(兵庫区、北区、長田区)、西宮市【塩瀬支所管内】青葉台1〜2丁目、清瀬台、国見台1〜6丁目、塩瀬町名塩、塩瀬町生瀬、名塩1〜3丁目、名塩赤坂、名塩ガーデン、名塩木之元、名塩さくら台1〜4丁目、名塩山荘、名塩新町、名塩茶園町、名塩東久保、名塩平成台、名塩南台1〜4丁目、名塩美山、生瀬高台、生瀬町1〜2丁目、生瀬東町、生瀬武庫川町、花の峯、東山台1〜5丁目、宝生ケ丘1〜2丁目、【山口支所管内】北六甲台1〜5丁目、すみれ台1〜3丁目、山口町上山口、山口町上山口1〜4丁目、山口町金仙寺、山口町金仙寺1〜3丁目、山口町香花園、山口町下山口、山口町下山口1〜5丁目、山口町中野、山口町中野1〜3丁目、山口町名来、山口町名来1〜2丁目、山口町阪神流通センター1〜3丁目、山口町船坂
兵庫8区/中野ひろまさ 現/兵庫県尼崎市
『尼崎発。責任ある実行力。』
★抜群の実行力。時代担う若きリーダー。返済不要の給付型奨学金創設や無利子奨学金の対象者を拡大。幼児教育無償化など子育て支援も。
★福祉の充実へ、年金受給資格期間を10年に短縮。認知症の初期集中支援チームの設置も進めました。
★尼崎城の再建に合わせ、イベントなどに活用できる公園と歴史館の新設が決定。商店街の活性化や防災、中小企業の生産性向上へ全力!
【略歴】党国会対策副委員長。国土交通省課長補佐を経て、衆院当選2回。東京大学教養学部卒。米コロンビア大院修了。39歳。
2017年09月22日 公明新聞転載