サイバー補導
サイバー補導とは、インターネット上にある出会い系やSNSの書き込みをチェックして、少年少女の売春行為などを発見し、未然に防ぐため、補導を行うことです。従来は繁華街などで深夜まで遊んでいる未成年を直接補導する活動が主でしたが、携帯やスマホの普及に伴い、ネット上で援助交際や下着の販売などを行う未成年が増加したため、サイバー上の取り締まりを強化しました。警察庁は2013年4月から全国10の都道府県警察本部で試験運用を行い、10月からは全国で実施されています。東京都を所管する警視庁では、昨年4月から1年間にサイバー補導によって保護された18歳未満の少年少女は125人のぼりました。2014年4月からは、島しょ部をのぞく97の警察署にスマホを支給し、サイバー補導の体制を強化しています。