ユマニチュード
ユマニチュードとは、フランス発祥の認知症ケアの新しい方法です。その基本は人として接するということです。認知症の人たちの中に、暴言や暴力といった症状が現れることがありますが、その原因は充分なコミュニケーションをとらないままの介護にあります。ユマニチュードを取り入れた介護では、認知症の高齢者とのコミュニケーションのやり方を見直し改善することで、お互いの信頼を築いていきます。このケアを学んだ人に介護されると、まるで魔法にかかったように暴言や暴力が消えて、穏やかになるといわれています。日本でも去年から研修会が開かれるようになってきました。このケアのテクニックは、家庭で介護している方にも参考になるでしょう。