江古田映画祭
9月20日~29日まで、江古田映画祭が開催中です。
「福耳」「そうかもしれない」と2本、見てきました。
「福耳」は。あまちゃんの脚本家の宮藤官九郎さんの映画初主演作。この世に悔いを残し幽霊となった田中邦衛さんが、高齢者施設ではたらく、宮藤官九郎さんの中に入って、施設の人々との交流を描いたお話で、アットホームな映画でした。
「そうかもしれない」は、雪村いずみさんが認知症の妻役で、桂春團治さんが、ご主人で自ら癌になりながら、妻の介護をする実話をもとにしたお話です。ご主人の優しさがあふれる感動の作品でした。老いと壊れていく姿を見事に演じた雪村いずみさんは、すごいと思います。いつもきれいな女優さんが、すっぴん以上に生気のない表情や、おもらしなどしてしまうんですが、雪村さんの前に2人の女優さんは、「私にこの役やらせるの?」といって断ったそうですが、わかる気がします。それだけ、壮絶なお話でした。
映画を身を割った後、見に来た方々が、一言づつお話をするなど。すてきな映画祭でした。