3月議会が閉会
3月議会は、午後1時から本会議を開催し、全議案を全会一致又は賛成多数で可決となりました。本会議の前に、午前11時から全員協議会を開催しました。私は、会派を代表して賛成討論を行いました。賛成討論は以下のとおりです。
議席番号29番、大倉富重雄でございます。
私は、公明党を代表して、議案第32号・平成29年度成田市一般会計予算について、賛成の立場から討論を行います。
我国は、平成20年をピークに人口減少社会に突入しました。国立社会保障・人口研究所によれば、少子化、高齢化が急速に進んで、このまま対策を講じないと平成61年には人口9800万人になると推計しています。人口が減れば、経済活動も縮小し、社会保障の担い手も減り、私たちの暮らしを今のまま維持することは難しいことになります。また、一瞬にして生命財産を奪う、予期せぬ災害にも備えなければなりません。こうした課題に対し、具体的な対策は待ったなしの状況であります。
私どもは、少子化対策については、子どもを産み育てやすい環境の整備として、産前産後・子育ての切れ目のない支援体制の充実、保育所の拡充などの推進を行い、子育て世代の定住化の促進を、また、高齢化対策については、医療や介護を一体的に提供する地域包括ケアシステムの構築を進め、高齢者が住み慣れた場所で安心して住み続けられる支援体制の充実を、そして、災害対策については、成田直下地震や頻発する豪雨などに対応できるよう、防災・減災対策を進め安心安全のまちづくりを、それぞれ推進していきたいと考えています。
そのためには、難しい課題にバランスを保ちながら、こうした対策に全力で取り組む予算を編成する必要があります。
私どもの視点からみると、平成29年度成田市一般会計予算額、608億円、歳入全体で自主財源比率67.0%となっており、財源の確保を図り経費削減に努めながら、この3つの優先課題に着実に対応すべく配分されております。その中の具体的事業は、公明党が重視する市民目線、現場目線からの政策実現に必要な予算が多く盛り込まれております。
ここで、主なる新規事業を挙げてみると、
まず、大学誘致で医学部を誘致し、附属病院を建設することは、首都圏では43年ぶりのことで、全国から注目されているところであります。毎年、毎年500人近い新大学生が市内で学ぶことで、若者により活気あるまちづくりになります。市民の血税を注ぐわけでありますが、この誘致により本市の将来は、ますます発展することになると確信するものであります。
次に、私立保育園保育士に給与の上乗せ補助をする「なりた手当」を交付し、保育士を確保しやすい環境を整え待機児童の解消を図ることになっております。また、多胎妊婦の方に健康診査費用を助成拡大することは、子育て世代に魅力あるまちづくりとなり、少子化対策としての子育て支援に積極的姿勢が感じられるものであります。
次に、飼い主のいない猫対策として、飼い主のいない猫の不妊・去勢手術費補助金を創設するとしています。また、人と犬とが共に安らげるレクリエーションの場としてドッグランの整備は、愛犬との共生が癒しを創出することになります。そして、市営住宅として、UR賃貸住宅の借り上げを行い、老朽化する木造戸建て住宅の補てんを図るとしています。こうした取り組みは、高齢者が安心して住み続けられる支援体制への施策であります。
そして、災害時に他の自治体等からの応援や受入体制を整備するための受援計画とあわせて業務継続計画を策定するとしています。また、道路の空洞調査を実施することとしています。そして、消防団の出動手当の増額を図り、新たに女性消防団を結成することとしています。このような防災・減災対策は将来に備えた安心安全のまちづくりの取り組みで、心強い施策であります。
その他にも、私どもが予算要望した事業も組み込まれて、市民のニーズに応じた予算編成になっており、高く評価するものであります。成果が得られるように、確実に推進することを望みます。
しかしながら、本市の財政は、健全性を維持していると予算質疑の中で確認しましたが、義務的経費の増加傾向や大規模事業計画が予定されています。
したがって、現状の財政の健全性におごることなく、より一層の経費節減に努め市民ニーズを的確に把握し、市民に情報を公開しながら効率的、効果的に事業が推進していくよう、今後も慎重な財政運営をお願いし、賛成討論と致します。
