医学部設置に関する特別委員会で視察
医学部設置に関する特別委員会は、高木病院や国際医療福祉大学大川キャンパスなどを視察しました。
私は、今回の視察の中で、高木病院、おおかわ交流プラザ、国際医療福祉大学 福岡保健医療学部について、報告する。
まず、高木病院は、1910年の高木眼科医院を発祥として100年以上の歴史がある病院であるが、現在、①365日24時間、救急受け入れ②センター方式での診療③研修医の育成を特徴として、一般病棟329床、ICU6床、HCU8床、療養病棟80床、障害者病棟83床のケアミックス型の病棟配置で年間2800件の救急車を受け入れている。こうした同病院は、大川市の人口35991人で高齢者65歳以上の割合が28.6%の地域で基幹病院として多大な医療貢献をしている。
この陣容に拡充してきたのは、地域の実情を分析した上での急性期医療、慢性期医療、予防医学に対応してきたからという。平成27年には、大川市と連携した「ドクターカー」の運用が開始されていた。
私は、平成2年9月議会で、成田市でのドクターカーの導入を提案したことがある。大川市での運用の実績を成田市でも生かしてもらいたいと思った。私は、本市と国際医療福祉大学と連携して、ドクターカーの導入を検討してもらいたいと提案する。
次に、おおかわ交流プラザは、国際医療福祉大学・高邦会グループの100周年記念事業の一還として、地域の魅力や賑わい創出のために建設した、文化教養と医療・福祉の複合施設です。施設には、認定こども園 高邦キッズハウス、有明クリニック おおかわ交流プラザ 通所リハビリテ―ションセンター、大川シネマホール、ブック&カフェフロアーである。
この事業推進の背景には、同大学が学生に「何が大川市に必要な施設は何か」とのアンケートを取って、地域に貢献する施設を提供したとのこと。この施設の利用者は、大学生のみならず、大川市民が多く、地域に貢献しているといえる。だが、この経営は、大変厳しいとのこと。こうした取り組むは、医療のみならず、地域社会に貢献するとの高邦会の理念による実践であると思った。
こうした理念の大学が成田市に開学することは、あらゆる面で地域貢献が期待できると思った。
最後に、国際医療福祉大学 福岡保健医療学部は、平成17年、理学療法士、作業療法士を養成する福岡県初の4年制学部として大川市に開設し、平成19年に言語聴覚学科を開設し福岡県で唯一の大学となった。平成25年、臨床検査技師を養成する医学検査学科を開設し、現在の名称となった。大学の臨床医学研究センターである高木病院。柳川リハビリテ―ション病院など近隣に位置する関連施設と連携を取りながら、西日本の保健医療を担う人材育成を図っている。
国際医療福祉大学の原点ともいうべき大川市に、大学を誘致することは、大川市から大変喜ばれていて、大学誘致の様々な効果を見ることができたように思う。学部長の挨拶では、医学検査学科の一期生が今年に卒業し、卒業生の活躍が期待しているなど語っていた。また、成田市にも同学科が開設されており、大変期待できるだろう。そして大学と関連の病院が隣接していることは、言うまでもなく、とても連携しやすいと感じた。
本市は、医学部と附属病院が離れているので、交通アクセスの課題解消は急務であると考える。今から、この対策の取り組みを開始する必要性を感じた。
今回の視察を通して印象的であったのは、高木病院の理念である、「生命の尊厳 生命の平等」が施設の隅々に行き届いていた。また、成田市に医学部が開学することに、大いなる期待を寄せてくれることをひしひしと感じた視察であった。こうした期待に応えられる環境の整備を推進したいと思った。

