議会審議で佐保小学校校舎建設に係る建設費用を約12億円を節約
佐保小学校校舎建設においては、令和6年3月定例会において建設に係る今後の工事費用の支出予定見込み額として約51億円が認められていました。
しかし、その後様々な問題が発生して紆余曲折(下図参照)しながら令和7年3月定例会で工事請負業者が決定しました。
この経緯の中で、議会による慎重審査により市民や国民がご負担いただいた約12億円の税金が節約されました。
以下に経緯の概要を書きました。
令和7年2月、市は入札を実施したところ、契約金額約51億円で請負業者が仮決定し、3月議会において工事請負業者(村本・三和特定建設工事共同企業体)を本決定しました!
この佐保小学校新校舎建設については、令和6年3月議会において市から提案があった新校舎本体建設工事の予算の枠取りとして約51億円が決定していました。
しかし、その後の請負業者を決めるために市が入札を実施したところ応札する業者が無く不落となりました。
市は、業者への聞き取りで物価高騰のため様々な経費が上がっているという理由があり、令和6年9月議会で当初の51億円から追加の予算枠12億円増の予算案を提案してきました。
議会で審議の結果、総工費が約72億円に上ることが明らかとなり、余りに高額であることから市議会は見直しを求め追加分は否決しました。
市は経費を見直し、12月議会に改めて追加枠9億円増の予算案を提案してきたものの、周辺の自治体では総額約40億円で新築の校舎が建設している事例もあり、市議会は更なる見直しを求めて否決しました。
その後市は、更に見直し令和7年2月に入札を実施したところ約51億円で入札が成立し請負業者が仮決定し、3月議会において決定するという経緯を辿りました。
建設工事は1年遅れとなり児童と保護者や地域住民の皆様には大変にご心配とご迷惑をおかけしましたが、4月に入り児童の保護者や地域住民に対し工事内容などを説明する場を開催し始めています。
☆あとがき
これまでの経過の中で、物価高騰の要因で51億円では校舎建設はできないと主張してきた市と教育委員会の真実性が問われる事案でした。
国民と市民の税金の「使い道」として学校の校舎建設は賛同するものですが、税金の「使い方」としては適正に見積もって適正額を執行しなければならないと考えます。
昨年から続いた議会での慎重な審議の結果、約12億円の税金を節約できました。しかし、市の学校の老朽化は待った無しの状況で、しかも他の自治体の事例と比較しても建設費用約51億円はかなり高額なため、今後の校舎建設にどのような影響があるのか予断が許さない懸念もあり市の行政姿勢を質さなければなりません。
また、この校舎建設は鼓阪小学校との統合を計画していますが、鼓阪小の児童と保護者、住民の合意という観点においても問題が浮き彫りになり、今後においても市議会で引き続き議論していかなくてはなりません。

