去る2月20日に守山区の苗代小学校と中区の御園小学校へ行きました。この2校の共通点は、全校児童分のヘルメットが常備されていることです。これって素晴らしいことですよね。少し報告しますと、苗代小は平成17年に学区連絡協議会から寄贈されたとのこと。当時は840個ほどで現在までに児童数が増えて約900個になっているそうです。児童増加分はPTA費で購入してくださったそうです。地震発生時にはまず机の下に隠れて、揺れがおさまってからヘルメットを被って校庭に避難することにしているそうです。学校内のガラス飛散は当然ながら帰宅するときに塀の倒壊や瓦の落下などから子どもを守る使い方を想定しているとのこと。訓練でも使用しているそうです。苗代小の児童にとっても保護者にとってもヘルメットがあるのが当たり前。とても安心していただいているそうです。課題は保管場所。教室によって事情が異なるので、写真のように木でロッカーを作って保管したりダンボール箱や衣装ケースに入れる教室、あるいは廊下の体操服袋を吊るすフックにかける教室などなど。特に高学年は部活の荷物があって教室はめいっぱいなので苦労が伺えました。御園小は全校生徒数が80名。ここはたためるヘルメットが全校生徒分あります。折りたためるのでスペースを取らない上、小規模校なのでロッカーも十分に使えます。学校によってずいぶん事情が違うものだと驚きました。両校の校長先生に「市内の小学校で全校生徒分のヘルメットがあるのはたった2校なんですよ」と言うと驚かれていました。公明党名古屋市議団は大震災発生時に子どもたちの安全のためにヘルメットを学校に常備することを提案してきています。25年度予算要望の中にも「小・中学校における防災用ヘルメットの常備については市税による購入だけでなく、保護者や地域および地元企業等による購入・寄付等も促進されるよう積極的な配備に向けた工夫をすること」としています。ここにある通りまず財源の問題が大きいのです。25年度当初予算への教育委員会の予算要求には14校分の1900万円が要求されましたが財政局案では保留、市長案でも計上されず25年度の予算にはヘルメットの購入費が入りませんでした。確かに5%減税をして110億円もの財源放棄をしている状況では新規事業が認められにくいのは仕方がありません。まして全校配備には4億~5億円の予算が必要です。そのために私達市議団は様々な方への寄付の呼びかけを工夫するなど、税金だけに頼らない配備を提案したのです。同じ2月20日の午前中には千種区内の地域のグループが地元小学校にヘルメットを60個寄付して下さり、教育長から感謝状の授与がありました。この小学校は約800人の児童がいますがグループの皆さんは「何年かかっても全校児童分揃うことを目指して頑張りたい」と言ってくださっていました。本当に感謝です。このような善意が全市に広がるよう願うとともに、私たち公明党議員も呼びかけてまいりたいと思います。市長の5%減税に賛成をした以上は厳しい中での財源確保の知恵と汗を出しながら一つ一つの施策に責任をもっていかなければと思います。
