さわだ晃一のTwitter
公明党広報のTwitter
サイト管理者
名古屋市 澤田晃一
sawada51@zc4.so-net.ne.jp

 社会保障と税の一体改革関連法案の修正について、3党で合意がなされました。

 いたずらに困惑するだけでなく、「消費増税先行!」との印象を受けやすい報道がされるなかで、合意内容の中身を大まかでもいいので把握することが重要です。

 以下、公明党が主張していた消費増税の前提となる5条件+1のなかに3党合意の内容を当てはめてみました。

(1)社会保障制度の全体像を示す

 〈年金について〉
  ○年金を受け取るのに必要な加入期間を25年から10年に短縮
  ○所得の少ない年金受給者を対象に月額5千円を給付
  ○共済年金を厚生年金に統合

 〈社会保険〉
  ○パート等の厚生年金・企業健保への加入対象を拡大(約25万人増)

 〈子育て支援〉
  ○認定こども園の拡充と設置手続きの簡略化

 〈民主マニフェスト関連〉
  ○最低保証年金の創設と後期高齢者医療制度の廃止は「社会保障制度改革
   国民会議」(社会制度改革推進法案成立により設置)で1年以内に結論
   を出す。

(2)景気回復の実現
  ○消費税増税の条件としてGDP名目3%程度、実質2%程度の成長率を努
   力目標とし、政府が総合的に判断する

(3)行政改革の徹底
  ○合意内容では具体的に示されていない?

(4)消費税の使途を社会保障に限定
  ○政府案では、引き上げ分5%のうち4%は社会保障費の赤字補てんに、
   1%は給付の充実に当てる。合意したかは不明。

(5)税制全体で社会保障の財源を生み出す
  ○所得税、相続税の改革は年末に先送り

(追加)低所得者対策について
  ○平成26年4月から8%に引き上げ
   →低所得者対策として現金を給付

  ○平成27年10月から10%に引き上げ
   →生活必需品の税率を低くする軽減税率の導入を検討
    or給付付き税額控除の導入を検討

 すべての条件を満たしているか否かは別として、年金を受給できる加入期間の短縮や被用者年金の一元化など、相当大きなテーマが並んでいます。正直びっくりです。

 個人的に一番気になるのは、消費税を増税するにあたって設定された景気回復の条件です。
 GDP名目成長率(物価の影響を加味したもの)3%と実質成長率(物価の影響を加味しない)2%を目標とするものの、政府にとっては単なる努力目標に過ぎず、消費税の引き上げ時期を「総合的」に判断できる点に、一抹の不安を感じます。

 公明党は、災害に強い国を作るためのインフラ整備に集中投資することで、デフレ脱却への道筋を示し、景気回復にも資する「防災・減災ニューディール」政策を掲げています。

 「社会保障と税の一体改革」と「防災減災ニューディール」が相乗効果を生むような政治的判断を、心から期待しています。

コメント投稿