犯罪抑止力アップへ ドラレコ映像提供で県警と協定
6月定例会の本会議にて「ドライブレコーダーを活用した犯罪抑止力の強化について」質問しました。
この質問は、今回で2回目となります。平成28年11月定例会での提案を受け、平成29年10月に、愛知県警と市民経済局・環境局・交通局との間で、ドラレコの映像提供に関する協定が結ばれました。
市内を走る市バス・ゴミ収集車(約1200台)に搭載されたドラレコの映像を、県警からの捜査に基づく依頼に限り提供するとのことで、市バスは車両後方に、ゴミ収集車は助手席のドアに「ドライブレコーダー作動中 安心安全なまちづくり 名古屋市」と書かれた広報啓発用の黄色いステッカー貼って走行しております。
今回の質問では、協定の対象車両を他の公用車にも拡大すること、民間事業者にも協定への参加や広報啓発用のステッカーを貼っていただくなどご協力をお願いしてみてはどうかと提案させていただきました。
市民経済局長からは 協定の締結後、県警から111件の依頼があり、犯罪捜査に協力することができたとの認識が示され、
「他の公用車への拡大は、犯罪の抑止や、防犯の効果を高めるものと考えており、『市長車』や『救急車』など対象車の拡大に前向きに取り組んでいく」
「トラック協会やタクシー協会、バス事業者などに対して、ドラレコ搭載車にステッカーを貼っていただけるよう積極的に働きかけていく」 などの答弁がありました。
昨年の協定締結式の席上、県警からも 「これまでも、いわゆるひき逃げ事件や当て逃げ事件、その他にも強制わいせつのような事件で、ドライブレコーダーの映像を活用した事例がある。市との協力関係がさらに高まったりすることで、捜査もスムーズに進展するものと期待している」とのコメントを寄せていただいております。
今後、他の公用車に拡大される際は、協定の締結式や、対象車両を一堂に並べての出発式を検討していただけるそうで大変に期待をしております。
大切なことは、より多くの市民に、こうした取り組みを知っていただくことではないかと思います。 多くの市民に知っていただくことで、防犯密度を高め、犯罪抑止効果を高めていけるのではないかと考えます。