消防活動用バイクの導入へ!
名古屋市会6月定例会において、災害時や緊急時における消防・救急活動の迅速化を図るため、「消防活動用バイク」を提案いたしました!
大規模地震発生時においては、道路への被害が著しく、路面亀裂や、段差発生、建物倒壊によるガレキの堆積、電柱の倒れこみや、液状化、避難車両による大渋滞に至るまで、広範囲にわたる被害が想定されます。
都市型の震災といわれた阪神淡路大震災において、緊急車両や物資運搬車両など四輪自動車の通行が困難を極める中、自動二輪車(特にオフロードバイク)が活躍したことは記憶に新しいところではないでしょうか。
こうした過去の震災の教訓から、東京消防庁は平成9年、オフロードタイプの消防活動用バイクを導入いたしました。主な活用方法は、災害時における情報収集、通信連絡、指揮支援としており、平時においても、高速道路や山間地域における消火や救助・救急活動を任務としてしております。後部に可搬式消火器、簡易救助器具、AEDが搭載されており、本隊に先行し、初動活動を行うことから、緊急走行を可能とするため、赤色警光灯と電子サイレンも装備しております。現在、10署20台のバイクが配備されており、災害に素早く立ち向かい、敏速に活動を行うことから「クイックアタッカー」という愛称が与えられています。
また、京都市においても、オフロードタイプの消防活動用バイクが、平成24年に3台導入されています。愛称は「京都 RED WING」、こちらも緊急走行が可能で、消火器材、救急器材等を搭載しております。特徴は、スマートフォン型の携帯カメラが搭載されており、災害現場の映像をリアルタイムで消防本部に創始することができるそうです。
本市においても、発生が懸念されている、南海トラフ巨大地震はもとより、風水害等の大規模自然災害発生時や、高速道路等における事故発生時における、情報収集や消火、救助および救急等の消防活動の迅速化、および効果的な実施を図るため、オフロードタイプの消防活動用バイクの導入を提案いたしました。
市消防長からは
「大規模地震発生時には、道路の閉塞が想定され、都市部特有の交通事情があることを踏まえると、大規模災害時における情報収集に限らず、機動性・走破性に優れた消防活動用バイクの活用は十分に想定できる。ついては(中略)消防活動用バイクの導入を前向きに検討する」
との方針が示されました。
過去の震災においても、全国のボランティア・ライダーの皆様が、被災地支援に駆け回っておられた光景が、いまなお忘れることができません。本市においても、大規模自然災害時は勿論のこと、平時においても、一刻を争う緊急時に、消防活動用バイクが活躍し、命を守る役目を果たしていただけることを願うものです。

