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今日は、午後2時から大阪府福祉部障がい福祉室の皆さん、大阪府立精神医療センターの看護部長をはじめスタッフのメンバーに発達障がいの診断補助装置や精神医療センターの施設の説明をして頂き心から感謝いたします。
平成25年12月7日付公明新聞の記事に詳しく記載されている通りです。
現在、大阪府では発達障がいの早期発見に向けて子どもの視線がどういう対象に向かっているかを測定する診断補助装置の実証実験を実施しています。
私も今回この装置(パソコン画面)の前に座ってみましたが、座ると映像がスタートして実物の人間が笑ったり動いたり話をする映像の半面で、幾何学的な模様が動く映像も流れ、被験者がどちらの映像にどれくらいの割合で視線を送っているかが表示されます。
測定されたデータによって「人の顔や動きよりも幾何学的な模様などに興味を持つ」など、発達障がいや自閉症の子どもが持つ特徴を捉えることができます。私はパソコンを見ながら幾何学的な模様より人の顔や動きに興味が行きましたので発達障がいではないと思いました。
私が感心したのは、発達障がいの有無は、知的能力の高い高機能自閉症やアスペルガー症候群などの場合は、健診で早期発見することが難しいとされていることです。しかし、人間の視線に注目したこの検査方法だと、知的能力の高い子どもでも早期発見に結びつくことが期待されています。
今回の視察で府立精神医療センターの担当者が仰るには、「親は、子どもが発達障がいと診断されても、直ぐには納得がいかないが、そこに客観的なデータや数値の裏付けがあると医療の信頼にもつながると言っていました。
今回の視察では、こうした発達障がいの早期発見につながるための診断補助装置が実証実験されていることは大変有益であります。また、一日も早く診断装置として全国で本格的に利用ができるようになることを期待いたします。