城山小学校被爆校舎の文化財指定
7月27日(金)、公明党市議団にて城山小学校被爆校舎の国文化財指定へ向けて、市長への要望を行いました。
公明党市議団では、6月定例会の一般質問において、永尾春文議員が被爆校舎の環境整備について質問してことをきっかけに、現地を市議団全員で視察するなど、同校舎の保存活用について様々な提言を行ってきました。
7月5日には秋野公造参議院議員にも現地を視察していただいていましたが、今週24日に開催された国会参議院予算委員会において、秋野議員自ら「被爆の実相を後世に伝える貴重な遺構である被爆校舎を国の文化財として保存できないか」との趣旨で質問していただいたのです。
さらに答弁に立った平野文科大臣からも「文化庁から専門職員を派遣したい」として、前向きな回答をいただいているとのこと。
24日の当日は市議団のうち5名が市議会4常任委員会による上京陳情を行っており、私自身も25日になって秋野議員から直接国会での動きを教えていただいたのですが、文化財指定ということが実現できれば、保存活用についての懸案事項が一気に解決できるのではないかと市議団一同大感激した次第です。
25日は参議員会館内で地元選出国会議員との意見交換会を開催(秋野議員も出席)
話は元に戻りますが、今日の要望では今回の文化財指定に向けた取り組みとして、①被爆校舎だけではなく、敷地内の防空壕や嘉代子桜など周辺の施設を含めた一体的な保存について検討することと、②8月9日の祈念式典に参加予定の野田総理大臣に対して城山小学校への視察を行っていただくよう要請すること、を市長にお願いしました。
城山小学校の被爆校舎は、国史跡であり世界遺産でもある広島市の原爆ドームとともに、未来永劫にわたって核兵器の恐ろしさを全世界に向けて伝えていく使命を担った大切な歴史遺産です。
国文化財指定に向けて、そして今後の保存活用に向けて市議団としてもしっかりと取り組んでまいります。