今日は公明党長野市議員団として、長沼地域交流ハウスの視察をしました。
この長沼地区は昨年の台風19号による千曲川の決壊により甚大な被害を受けました。
被災者のほとんどは、今、地元を離れ仮設住宅で生活をしており、住民が離れ離れになってしまいました。
また、今まで住民の交流の拠点になっていた地域公民館が被災をしてしまい、今まであった交流の場がなくなり、コミュニティーを継続するのが難しい状況になってしまいました。
こういった課題を解決するため、長野市は昨年12月25日に被災した長沼支所の駐車場だった土地にトレーラーハウス2台を利用し、
地域交流ハウスを設置しました。
交流ハウス内には、エアコン、水洗トイレ、ミニキッチン、テレビ、テーブル、椅子が設置されていて現在、平日の9:00~17:00まで利用できます。
設置されて1か月経ちますが、サークル活動やお茶のみサロンなどに利用され、今後更なる活用が予想されます。
土日の利用の要望も上がっているとのこと。
住民の皆さんの声を聴きながら、長沼地区のコミュニティーの再生の支援をしていきます。
今日は古里市民総合センターで、「人口減少社会における公共施設について考える市民との懇談会」と「古里地区との復興計画策定に関する意見交換会」に一般参加しました。
公共施設の方は公共施設マネジメント推進課より、長野市の公共施設の現状と課題、長野市の公共施設マネジメントの方針、目標など、総論的な説明がありました。この公共施設マネジメントは少子高齢化、人口減少が進むにつれ、全体の公共施設を縮減しなくてはならないと言うことには賛成が得られるが、個別の施設の縮減・廃止となった時に反対が出るという、いわゆる総論賛成、各論反対をどう乗り越えて行くのかが大きな課題であります。長野市の公共施設は2040年に約20%を削減する事が目標となっており、更に将来の事を考えると40%の削減をしなくてはなりません。これから個別施設計画の策定に入りますが、将来世代に負の遺産を残さない為に、市民の皆さんのご理解・ご協力が得られるよう丁寧な説明をしなくてはなりません。これからが正念場です。
復興計画策定に関する意見交換は、古里地区の皆さんから、情報伝達について、避難所の運営について、今後の治水対策について等多くの忌憚のない意見が出されました。大災害の対応について課題は山積です。
今後、台風19号規模の降雨があった場合でも、被害を最小限に食い止められるよう皆さんのご意見を参考に全力で取り組んで参ります。