子どもへの感染対策とワクチン接種の進展・今後の生活について
9月28日に開催された政府の第77回新型コロナ対策本部で示された内容から、新型コロナウイルス感染症に関する今後の取組 をご紹介いたします。
◇新型コロナウイルス感染症対策本部決定
自治体での接種努力に加えて、企業等による職域接種等を行うことにより、10 月上旬までに供給されるワクチンは対象人口の9割が接種で きる数量に達する。
ワクチンの総接種回数は、9月 26 日現在で1億 5,000 万回を超えている(1 億 5949 万 4782 回)。1回目接種を終えた方は全人口の 68.7%(12 歳以上の対 象人口比 75.4%)、2回目接種を終えた方は 57.2%(同 63.2%)と5割を超 えている。
※長久手市に於いては1回目接種を終えた方は約7割、2回目接種を終えた方は約5割を超えている。
ワクチン接種については、発症予防、重症化予防の効果が期待されており、 海外では一定の感染予防効果を示唆する報告も見られる。日本における発症予 防効果については、ワクチン2回接種 14 日以降で 95%程度とする報告がある。 最も重症化リスクの高い群である高齢者の約9割が2回接種を終えたことも あり、感染者数の増加に比べ、重症者数、死亡者数の増加は少なくなっている。 今回の感染拡大では、7月と8月で感染者を 10 万人、死亡者を 8,000 人減ら すことができたとの試算もある。10 月から 11 月のできるだけ早い時期に、希 望する全ての方への2回のワクチン接種の完了を目指し、引き続き取組を進め いく。
3回目の接種に向けて必要となるワクチンについては、既にモデルナ社(モ デルナ)や武田薬品工業(ノババックス)と国との間で、合計で2億回分の供 給を受ける契約を締結するなど、その確保を進めているところであり、薬事承 認や予防接種法上の位置づけ等のプロセスを適切に進めていく。 また、感染症を巡る状況を踏まえ、平時からの開発支援を含め治療薬やワク チンについて安全性や有効性を適切に評価しつつ、より早期の実用化を可能と するための仕組み、ワクチンの接種体制の確保など、感染症有事に備える取組 について、より実効性のある対策を講ずることができるよう法的措置を速やかに検討する。
◇子供に対する感染対策
子供についてはデルタ株への置き換わりにより、10 代未満や 10 代にも感 染が拡大し、感染の多くは引き続き家庭内で生じている。また、夏季休業期間 中の部活動などの教育活動の場面や学習塾などで相次いでクラスターが確認 されている。 これまで、家庭、学校、保育所、放課後児童クラブ、学習塾等における感染 対策を講じるとともに、学校等における新学期に向けた感染対策の強化を図 ってきたが、今後とも、以下のとおり、子供に対する感染対策等に取り組む。
未就学児等がいる家庭での感染対策を含め子供のそれぞれの居場所におけ る感染対策の周知徹底を図るとともに、学校で感染者が確認された場合の対応 についての周知や、学校における感染対策への支援を行う。さらに、学校等に おけるモニタリング検査や抗原簡易キットの配布、希望する教職員や受験生へ のワクチン接種が進むよう取組を推進するほか、早期探知・早期対応のために 学校等での感染者の発生の把握に取り組む。
あわせて、学校等において、感染者や濃厚接触者等とその家族に対する差別・偏見の防止を図るほか、ワクチン 接種の有無によって差別やいじめなどが起きることのないよう取り組む。
今般、地域での夏休み延長等の動きがあったことを踏まえ、小学校等の臨時 休業等により仕事を休まざるを得ない保護者を支援するため、昨年度実施して いた小学校休業等対応助成金・支援金について、本年8月から 12 月の休暇を 対象として制度を再開し、特別相談窓口の開設などを含め9月 30 日に運用を開始する。
◇イベント開催を含む日常生活の回復に向けて
新型コロナウイルスの感染状況は、足元では下降傾向にあるが、将来の感染 の再拡大の可能性に備え、引き続き最大限警戒していく必要がある。他方、ワ クチン接種が進捗し、医療提供体制が強化されることにより、感染拡大が生じ ても医療のひっ迫等を通じて国民の命や健康を損なう事態を未然に防止でき るようになっていけば、現在適用している様々な日常生活の制限を段階的に緩 和し、感染対策と日常生活の回復に向けた取組を両立することが可能となる。
このような考え方の下、ワクチン接種の進捗を踏まえ、緊急事態宣言等の下に おいても、行動制限を緩和することを示 した。
今後、ワクチン・検査パッケージの活用や、飲食店の第三者認証やイベント の QR コード等を活用した来場者把握などについて、実務的な運用や効果を確 認するために、必要な技術実証を行いながら、感染防止策を科学技術も活用し たより合理的・効果的なものとしていく。
技術実証においては、イベントの人 数制限等の緩和については特例的に取り扱う。 これらの感染リスクを低減させる方策を講じることにより、緊急事態宣言等 の下において、例えば、以下の具体的制限緩和に向けて、自治体や事業者の方々 との議論を含め、国民的な議論を踏まえ、検討を行う。なお、このような制限 緩和を行うに当たっても、基本的な感染防止策(三つの密の回避、人と人との 距離の確保、マスクの着用、手洗いなどの手指衛生、二酸化炭素濃度測定器(CO2 センサー)などを活用した換気の徹底等)は維持・徹底する必要がある。
感染が急速に拡大し、医療提供体制のひっ迫が見込まれる場合は、上記にかか わらず、機動的に強い行動制限を求めることがある。飲食 ワクチン・検査パッケージ、第三者認証のそれぞれの活用又はこれらの組 合せにより感染リスクの低減を図った店舗においては、酒類の提供を認め、営業時間については 21 時まで、さらに、まん延防止等重点措置地域にお いては、都道府県知事の判断により、特段の時間制限を設けず営業することも可能とする。
また、ワクチン・検査パッケージを利用した会食につい ては、人数制限を緩和し、例えば5人以上の会食も可能とする。これらの 制度の変更にあわせて、その他地域も含め協力金についても見直しを行う。
イベント ワクチン・検査パッケージの活用及び感染防止安全計画の都道府県による 確認を受けた場合には、現行の人数上限を上回る人数及び収容率 100%で のイベントの実施を可能とする。 人の移動 旅行をはじめ都道府県をまたぐ人の移動について、ワクチン・検査を受け た者は、国として自粛要請の対象に含めない。また、現在の基本的対処方 針において自粛要請の対象とされている不要不急の外出については、ワク チン接種の進捗状況を踏まえ、混雑した場所や感染リスクが高い場所を訪 れる場合を除き、ワクチン接種の有無にかかわらず国として外出自粛要請の対象としない。
これらの制限緩和を進めていくに当たり、段階的に取組を行う観点から、一 部の措置について先行して実施することとしている。例えば、まん延防止等重 点措置地域において、第三者認証店では、一定の要件の下、営業時間及び酒提 供制限の緩和を可能としている。また、飲食のほか、イベントについても、ワ クチン・検査パッケージや QR コード等に関する技術実証の枠組の下で人数制 限等の緩和を 10 月中に実施することとしている。さらに、旅行についても、ツアーや宿泊施設における運用について、技術実証を行うこととしている。












