長久手市「文化の家」のこれからを考える市民座談会に参加しました。
文化の家を愛する市内外の多くの方が集まり、終始、前向きな雰囲気の中で意見交換が行われました。単なる現状報告ではなく、「これからどうしていくか」をそれぞれの立場で考える、静かな熱意に満ちた時間でした。
市では令和7年度、全338事業を対象とした事業総点検を行い、約4億円の財源確保に取り組みました。その中で文化の家の運営費も見直しの対象となり、また、ふるさと納税による約10億円の税収流出が財政に影響している現状も共有されました。
そうした厳しさがある一方で、会場で繰り返し聞かれたのは、
「文化の家の価値や魅力が、十分に伝わっていないのではないか?」
という声でした。
長年積み重ねられてきた質の高い舞台芸術や創造的な取り組み、そして全国から評価されてきた実績。
こうした“本物の文化”がこのまちにあること自体が、大きな財産です。
しかし、その価値がどれだけ多くの市民に届いているのか——
この問いに、改めて向き合う必要性を感じました。
「良いものを続けること」と「多くの人に届くこと」は、必ずしも同じではありません。
文化の質を大切に守りながら、それをどう伝え、どう次の世代へとつないでいくのか。
運営のあり方や関わり方も含め、今こそ丁寧に考えていく時期に来ていると感じます。
文化の家は、単なる施設ではなく、人と人が出会い、新たな価値が生まれる“場”です。
その可能性をどう広げていくのかは、行政だけでなく、市民一人ひとりにも関わるテーマです。
引き続き、このような対話を重ねながら、皆で考え続けていくことの大切さを実感しました。
本日の議論が、文化の家に関心を持つきっかけとなれば幸いです。


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