子どもの意見が未来を変える「子どもの権利条約」批准30周年
今日は日本が「子どもの権利条約」を批准してから30周年の節目の日です。この条約には様々な権利が含まれていますが、その中でも特に重要なのが「意見表明権」です。
この権利は、子どもたちが自分の意見を自由に述べることができることを保障していますが、私自身も育児を通じて、子どもの意見を尊重することの大切さを学びました。そのため議会では、長久手市版「子ども基本条例」の制定を求め、継続的に訴えています。
例えば、私がわが子と一緒に入会して15年が経過する任意団体「おやこ劇場」は、親子で舞台を鑑賞し、他の親子と交流しながら子供たちの感性を豊かに育むことを活動目的としていますが、子どもたちの意見を尊重するため、年度ごとに観たい演劇の演目を皆で話し合って決めています。
その際、大人も子どもも混ざり合い、観たい演劇を提案し、率直な意見を述べ合います。例え異なる意見であってもその違いを理解し、最終的にどの演劇を選ぶのか、時間を掛けて丁寧に話し合っています。
子どもたちは「自分の意見」が大人に届き、尊重され、時には人の考え方を変えることができるという経験を通じて、誰もが自分の意見を持って良いことと、それを人に伝えることの大切さを学んでいきます。
こうした積み重ねが、自分とは違う個性の違いを尊重し、認め合える真の「自己肯定感」を育てるのだと感じます。長久手市の子どもたちが「自分」をも「人」をも尊重出来る、しなやかな心を育める環境づくりに努めて参ります。