児童クラブと子ども教室が一体化「ながくてひろば」
6日付けの中日新聞に、長久手市の2024年度当初予算に関する記事が掲載されました。
この内、小見出しに『児童クラブと子ども教室 3つの小学校で一体化』と挙げられています。私は以前からお子様やお孫さんの下校後の居場所(預け場所)が安定して確保出来ない市の状況について心を痛めているとのご相談を受けており、この状況を何とか変えたいと、数年前から市に訴えて参りました。
議会では先進地などの取り組みを紹介しました。例えば近隣市では、児童クラブと放課後子ども教室、学童保育所が、民間のNPO法人に業務委託されていました。仕事で残業がある保護者のため、預かり時間の延長には融通が効くようになっていたり、希望者には有償ですが、英語やダンスなどの習い事が受けられるようにもなっていました。また、学童保育も児童クラブも利用料金に大きな差がありません。何より受け入れ人数が多いため、下校後の居場所の待機児童はゼロという状況でした。
保育園だけでなく、児童クラブも待機児童がいる本市の状況を本気で解消する必要性を訴えました。今回、事業化に向けた予算が計上された事は、大変に嬉しく感じております。
私自身、息子が小学校低学年の時、児童クラブに入れなかった経験があり、連日、ファミリーサポート等のお世話になりました。おやつや着替え、事前の情報共有などの準備は毎日となると思いのほか大変で、お給料の多くが下校後の預け先の確保に消えていきました。それでも子どもが安心して過ごせる場所を確保するために毎日、必死でした。
こうした経験から、「学校が終わった後、子どもの居場所に悩まなくても良い。」この安心感は保護者の心身の安定に、大きな影響を及ぼすと感じています。
間もなく開会する3月議会では、これらの予算について慎重審議が行われます。本事業を含めて市民生活に必要なものが着実に実施されるよう、真剣に取り組んで参ります!