【国指定重要文化財・旧出津救助院(長崎市外海町)視察】 〜ド・ロ神父による児童福祉事業(保育所事始)のルーツを探る〜
2018/3/21
日本保育園事始の認識に大きな変化が。
秋野公造参議(公明党)と共に、国指定重要文化財である旧出津救助院を視察しました。
明治12年、フランス人宣教師ド・ロ神父は地域住民を窮状から救うために、農業指導、漁業指導、医療事業、教育事業など様々な活動を赴任地である外海地方で開始。
旧出津救助院もその一つで、女性のための授産施設として明治16年に創設。
時を経て2003年12月、施設の一部は、貴重な明治初期の授産・福祉施設の遺構として、国指定重要文化財に指定。
今回は、ド・ロ神父記念館(鰯網工場跡地)で明治18年から行われていた保育園事始について視察。
この事実に基づくならば、長崎県が国内初となる保育園事業を開始したことになり、歴史的な変遷となります。
調査を進めて参ります。