2021/05/30
6月1日から本会議が始まります。
最初は、一般質問です。
私は、15番目なので、6月2日の夕方になると思います。
内容は
1,いじめ問題について
2、教員の多忙化解消について
3、GIGAスクール構想について
4、特別支援教育について
5、学校改築及び公共発注について
の大きく5点です。
ネット中継もございますので、ぜひ、ご覧下さい。
http://www.city.musashino.lg.jp/shigikai/shigikai_koho/1001111.html

(詳細)
一人も取り残さない教育等について
1、いじめ問題における、教育委員会・学校と市長部局の連携について
旭川市において、たいへん凄惨ないじめ事件があり、中学2年生の女子生徒が凍死したという報道がありました。ご本人やご遺族の無念を思うと、なぜ、誰も助けられなかったのか、やり場のない悔しさや悲しさがあふれてきます。教育委員会や学校の対応は、正しかったのか。どうしたら、このような事件が二度と起こらない仕組みができるのか、一歩でもできることをしたいと考えます。
そのなかで、大阪・寝屋川市のいじめ対応を担う、「監察課」に注目してみました。
寝屋川市の廣瀬市長は、「いじめゼロ」への新アプローチとして
教育的アプローチには限界があるという仮説に立ち、行政的アプローチと法的アプローチを新たに導入し、重層的な体制を構築しています。
監察課は、2019年10月、学校のいじめ問題にあたる“市長直轄の部署”として設置され、弁護士や資格を持つ職員やケースワーカーらが、いじめに関する相談や対応にあたるというものです。
次の質問で取り上げる、教員の多忙化が社会問題となる現状において、教育関係者だけで、多くの時間と精神力を必要とするいじめ問題に対応するのは限界があるのではないか、その限界を露呈するかたちで、全国で、いじめにより、尊い命が失われる悲しい事件が後を絶たないのではないかと考えます。
1-1、本市の小中学校において、いじめ問題が起きたとき、どのような対応がとられるのか伺う。また、いじめ問題における「重大事態」という判断は、どのような段階で、誰が下すのか伺う。
1-2、寝屋川市の監察課の担当者に伺ったところ、監察課が設置され、毎年、チラシでの周知を行い、電話・メール・LINEと様々な方法で相談を受ける中で、学校が認知していなかった多数の相談を受けているとのこと。教育的アプローチだけでなく、行政的アプローチと法的アプローチを加え、いじめ問題解決への選択肢を増やすことは、子どもの命を守るため、たいへん有効な取り組みだと考えるが、市長、教育長のご見解を伺う。
1-3、本市では、子どもの権利条例(仮称)について検討していただいているが、その中で、学校でのいじめ問題について、子どもの権利を守る第三者機関と学校との役割をどのように考えられているのか、市長、教育長のご見解を伺う。
2、教員の多忙化解消について
第1回定例会の一般質問においても引用させていただきました。
川崎市子どもの権利条例子ども委員会のまとめた
~子どもたちからおとなへのメッセージ~
「まず、おとなが幸せにいてください。
おとなが幸せじゃないのに子どもだけ幸せにはなれません。
おとなが幸せでないと、子どもに虐待とか体罰とかが起きます。
条例に”子どもは愛情と理解をもって育まれる”とありますが、
まず、家庭や学校、地域の中で、おとなが幸せでいてほしいのです。
子どもはそういう中で、安心して生きることができます。」
(2001年3月24日 条例報告市民集会)
この春、文部科学省が教員を目指す若者が増えるようにと企画した「#教師のバトン」プロジェクトは、教員からの悲痛な叫びが膨大に寄せられる結果となってしまい当初の目的とは違う形で注目されています。
教師の仕事がこのような状況で、子どもたちが幸せな学校生活を送ることは非常に困難なのではないかと考えます。
また、2021年5月、大阪市立木川南小学校の校長から、松井大阪市長に対して、「提言書」が送られました。緊急事態宣言下で、急にオンライン授業を強制することが現場をたいへん混乱させたというところがマスコミでは、強調されていますが、校長先生のおっしゃりたかったことは、最初の部分に凝縮されているのではないでしょうか。
以下久保校長の提言より引用致します。
「豊かな学校文化を取り戻し、学び合う学校にするために
子どもたちが豊かな未来を幸せに生きていくために、公教育はどうあるべきか真剣に考える時が来ている。
学校は、グローバル経済を支える人材という「商品」を作り出す工場と化している。そこでは、子どもたちは、テストの点によって選別される「競争」に晒(さら)される。そして、教職員は、子どもの成長にかかわる教育の本質に根ざした働きができず、喜びのない何のためかわからないような仕事に追われ、疲弊していく。さらには、やりがいや使命感を奪われ、働くことへの意欲さえ失いつつある。
今、価値の転換を図らなければ、教育の世界に未来はないのではないかとの思いが胸をよぎる。持続可能な学校にするために、本当に大切なことだけを行う必要がある。特別な事業は要らない。学校の規模や状況に応じて均等に予算と人を分配すればよい。特別なことをやめれば、評価のための評価や、効果検証のための報告書やアンケートも必要なくなるはずだ。全国学力・学習状況調査も学力経年調査もその結果を分析した膨大な資料も要らない。それぞれの子どもたちが自ら「学び」に向かうためにどのような支援をすればいいかは、毎日、一緒に学習していればわかる話である。
現在の「運営に関する計画」も、学校協議会も手続き的なことに時間と労力がかかるばかりで、学校教育をよりよくしていくために、大きな効果をもたらすものではない。地域や保護者と共に教育を進めていくもっとよりよい形があるはずだ。目標管理シートによる人事評価制度も、教職員のやる気を喚起し、教育を活性化するものとしては機能していない。 以下省略」
また、学校を変える、本気の教育論議「学校の未来はここから始まる」において、前麹町中学校長工藤先生や大空小学校初代校長木村先生がおっしゃっているのは、的外れな目的に対して適切でない手段をやめ、多忙化から教員不足までの負の連鎖を断ち切らなくてはならない。そのためには、最上位目的に向けた「合意形成」をいかに図るかが大事だと述べられています。
2-1、先生いきいきプロジェクトや、コロナ禍で、先生方の働き方改革は、どのように進んだか、また、今後に期待できる展開はあるのか伺う。
2-2、習熟度別少人数授業について
「もっと!少人数学級」の著者である山﨑洋介氏は講演会で、習熟度別少人数授業は、子どもの人格を傷つけるのでやめたほうがよい。その分、フルタイムの教員を増やしたほうが有効ではないかとの意見をのべられていた。確かに、習熟度別に序列をつけられことは、苦手意識を植え付けてしまうし、先の提言にあるテストの点による選別につながり、子どもの意欲を伸ばすことにつながっていないのではないかと考えるが、ご見解を伺う。
2-3、学校、教員、子どもたちに対する数値での評価や効果検証は、教育の分野で、本当の価値を測ることはできず、弊害のほうが多いのではないか。「生きる力」を育むためには、数値化することよりも、「学ぶ」楽しさに重点を置くべきではないか。
木川南小学校久保校長が提言されたように、評価のための評価や、効果検証のための報告書やアンケート、全国学力・学習状況調査も学力経年調査もその結果を分析した膨大な資料も辞めて、その時間を、子どもたちと向き合う時間にしたほうが有効と考えるが、ご見解を伺う。
2-4、教員の多忙化解消を図るためには、「生きる力」を育むという最上位目的に向けて、教育委員会から形式的な書類の作成をそぎ落とす方向性を提案するべきではないかと考えるがお考えを伺う。
3、GIGAスクール構想について
3-1、本市小中学校における、学習者用コンピューターの配布状況を伺う。また、現場からどのような声が上がっているのか現状を伺う。
3-2、「習うより慣れろ」
学習のツールとして、全小中学生に配布された学習者用コンピューターであるが、児童生徒は、自由に使える状況にあるのか。必要以上に学校が先回りして制限をかけ、児童生徒が、タブレットに慣れる機会をつぶすようなことになっていないか懸念している。各校の使用方法の現状を伺う。ツールは、「習うより慣れろ」が大事ではないかと考えるが、教育委員会からの助言はどのように行っているのか伺う。
4、特別支援教育について
4-1、自閉症・情緒障害の通級の子供たちの小・中学校それぞれの人数を伺う。
4-2、1の通級の子供たちのなかで、知能指数は75以上あるが、
a,相手の気持ちを考えたり、空気を読むのが苦手な「自閉症スペクトラム障害」
b,衝動性や不注意傾向が目立つ「ADHD」
c,読み書きなど特定の領域に困難のある「学習障害」
などの発達障害があり、通常級で集団生活を行うことに困難を抱えているこどもたちや、発達障害があることで、いじめなどに合い苦しんでいる子どもたちはいないのか伺う。
4-3、本市における自閉症・情緒障害の通級の子供たちへの支援の状況。交流共同学習支援員が加わったことでよくなったことを伺う。
4-4、通常級の先生方の、発達障害への理解を深める取り組みの現状と状況を伺う。
4-5、特別支援学級(固定学級)の今後のあり方の検討について
第三期武蔵野市学校教育計画p65では、
「⑤自閉症・情緒障害特別支援学級については、本市には設置していませんが、教育課程や学
級運営のあり方、学習評価や授業評価の手法 等 に関する国・都・他市区の動向を注視しな
がら、その必要性や可能性を多角的に研究します。」
とあるが
本市における、自閉症・情緒障害特別支援学級の固定級設置についての考え方を伺う。
また、4-2で伺った、IQ75以上であるが、集団生活に困難を抱えている子どもたちや保護者から、支援に対する意見や要望を聴く機会はどのように設定しているのか伺う。
5、学校改築及び公共発注について
5-1、この度、第一中学校及び第五中学校改築基本設計・実施設計等業務委託に関するプロポーザルにより、優先交渉権者が決定された。2つの別の学校を1つの事業者が担うかたちであるが、その場合のメリット、デメリットを伺う。また、今後、第1グループの基本設計が続いていくが、同じように2校ずつのプロポーザルを想定しているのか、その都度、プロポーザルの方式を考えるのかご見解を伺う。
5-2、公共発注の透明性、公平性を明確にするため、本市において、内部資料ではなく、公表できるかたちでの随意契約ガイドラインを策定するべきではないかと考えるがご見解を伺う。