保健センター増築 その③長期計画と公共施設等総合管理計画のローリング
その②の最後で触れました、長期計画と公共施設等総合管理計画(以下、総合管理計画という)のローリングについてです。
https://www.komei.or.jp/km/musashino-oono-atsuko/?p=3672
保健センター増築及び子育て支援複合施設を建設するという大きな事業を長期計画の議論に入れなくていいの?
本来、長期計画が最上位計画で、それを受けて公共施設等総合管理計画があるという認識でしたが
長期計画の間で、今回の保健センター増築は進んでいったという印象を持ち、ずっと質問し続けました。
概要としては、長期計画と公共施設等総合管理計画の効果的なローリングの仕方が、第2期公共施設等総合管理計画でやっと確立できた。保健センターに関しては、老朽化が待ったなしであったので、第6期長期計画・調整計画の議論を待つことはできないので、行政報告をしながら前に進めている。とうことかなあと認識しています。
詳細は以下のとおりです。
(これ以下は、とてもややこしいです。自分の記憶の整理もかねて、まとめてあります)
始まりは
▶令和2年9月8日 総務委員会行政報告です。
20200908 公共施設等総合管理計画の改定時期の見直し及び類型別施設整備計画の進捗状況について
<改定前>
これまでは、長期計画と総合管理計画が同時に走るイメージでした。
長期計画を受けて総合管理計画を策定していくというもので
長期計画・調整計画の時に、この総合管理計画でわかってきたことを時点修正として反映する。(図1)
<改定後>
分野横断的検討プロジェクト(庁内の検討会議)がまず2年間走り総合管理計画を策定。
その内容を反映し長期計画、調整計画策定。
(図2,3)
▶令和3年3月5日 総務委員会行政報告
第2期公共施設等総合管理計画策定に向けた検討取組み状況について(令和3年3月5日総務委員会行政報告資料(一部抜粋))
このときまず私は、驚いたのが
平成29年の公共施設等総合管理計画では
公共施設の延べ床面積を 総量縮減 するとしていた
ところが
武蔵野市は人口も増え税収も増えている。他自治体と比べても公共施設が多いわけではない(ここは比べ方に問題がありますが)から
総量の適正化 とする
総合管理計画の根幹を揺るがす部分の変更がありました。
この根拠は?
なんと 第六期長期計画 重点施策8 p45
“公共施設及び都市基盤施設の老朽化に対して、限りある財源の中で、各施設の質や総量の適正化を総合的に検討し、計画的に維持・更新を進めていく必要がある。”
確かに「総量の適正化」と書いてはあるのですが。。。役所の計画で適正化という言葉はしょっちゅう出てくるので、この言葉が、総合管理計画の根幹を変更する者だとは、この時までわかりませんでした。(図4)
▶さらにこの総務委員会では、福祉3館(障害者福祉センター、高齢者総合センター、保健センター)の大規模改修の中間報告があります。
この時初めて、保健センターの大規模改修は、隣地の旧図書館跡地活用して行うことが出てきます。(図5)
05-1 公共施設等総合管理計画改定の方向性と福祉施設大規模改修計画検討結果について
▶子どもと子育て家庭への支援に関する新たな複合施設庁内検討委員会報告書
令和3年3月 ポスティング
p7おわりに
“複合型施設のとしては、福祉施設三館メリットについて、上述の通り確認されたことから、本委員会の大規模改修に合わせ既存建物の利活用を図り、子どもと子育て家庭への支援に関する複合型施設としての検討がなされることが望ましいと考える。”
ここで???
先の総務委員会で保健センターが隣地を使って大規模改修を行うことはわかったのですが
「子どもと子育て家庭への支援に関する新たな複合施設」は、保健センターを活用した複合施設であることが大前提となっているがごとく有識者会議でも議論が進みはじめる。
◆ここで私が観じたのは、「議会」を飛ばしてないか?
ここで課題になるのが、縦割り行政
総合管理計画:総務委員会
保健センター:厚生委員会
子ども子育て施設:文教委員会
このあたりから、議長・副議長にお願いしながら議会に対する更なる説明を求めました。
▶子どもと子育て家庭への支援のあり方検討有識者会議
http://www.city.musashino.lg.jp/shisei_joho/sesaku_keikaku/kodomokateibu/1032430.html
子どもと子育て家庭への望ましい支援のあり方及び新たな複合施設の必要性等の検討を行うため、子どもと子育て家庭への支援のあり方検討有識者会議を設置します。
設置期間は、令和3年5月10日から令和4年3月31日までです。
▶令和3年8月18日 文教委員会行政報告
武蔵野市子どもと子育て家庭への支援のあり方検討有識者会議 中間報告
http://www.city.musashino.lg.jp/shisei_joho/sesaku_keikaku/kodomokateibu/1032430.html
▶令和3年9月13日 総務委員会
05-1 公共施設等総合管理計画改定の方向性と福祉施設大規模改修計画検討結果について
保健センターは、隣地の旧図書館跡地を活用して増築し、機能移転後、現在の保健センターの大規模改修を行い、すべてを合わせた形で、保健センター+子ども子育て家庭への支援に関する複合施設とする。(図6)
◆議長・副議長と執行部の話し合いにより 保健センターの増築と複合施設について
これまでの経緯を含め、令和3年12月14日文教委員会、15日厚生委員会において、全分野に渡る説明員に参加して頂き質疑を行った。
▶令和4年2月1日 総務委員会行政報告
第2期公共施設等総合管理計画 中間のまとめ
▶令和4年3月
第2期公共施設等総合管理計画
http://www.city.musashino.lg.jp/shisei_joho/sesaku_keikaku/kikakuseisakushitsu/1007707/index.html
◆令和4年度予算特別委員会 令和4年3月14日~23日
・長期計画で具体的な議論をするために、2年前倒しで、「分野横断的検討プロジェクト」で検討されたことが、長期計画、調整計画に入りそこで議論されることは有効である
・今回の保健センターの増築に関しては、総合管理計画の一部として、総務委員会の行政報告のみが議会とのやりとりとして始まったが、本来は、文教・厚生委員会にも関わることで、長期計画・調整計画の議論として行うべきであったと考える。
・全体を通して、総合管理計画を初めて策定し、長期計画とのローリングを開始してみると
長期計画の策定と総合管理計画の策定を同時に行うことは困難である。
長期計画の策定に入る前の2年で、分野横断的検討プロジェクトにおいて課題や対応方針を検討した上で長期計画の検討に入ることが望ましいことが今回の第2期公共施設等総合管理計画の策定にあたり明確になってきたので、長期計画と総合管理計画のローリングの考え方を整理した。
・保健センター増築については、老朽化が激しく、次の長期計画調整計画の策定を待つことが出来ないため、委員会での行政報告をしながら、現在の素案にいたっている。





