2018-09-04
使用済みおむつの処分について一波乱あったので取り急ぎ、経緯をまとめておきます。
定例会が始まる前日の9月2日、
朝日新聞むさしの版
「紙おむつ 公費回収へ 武蔵野市 認可・認証保育施設 持ち帰り不要に」
朝日新聞デジタルに、
「紙おむつ持ち帰りルールやめます 東京・武蔵野市が回収」
https://digital.asahi.com/articles/ASL923C9SL92UBQU004.html?rm=414
との報道が出ました。
このタイトルだけ読むと、“武蔵野市は、認可・認証保育園の使用済みおむつを公費回収する”と読めるわけですが、
記事をよく読むと、“そういう方向に検討している”とあり、内容としては間違いではありません。。。。
なぜ一波乱かというと、理事者も議会も予算の執行を認めてない事業がいきなり報道され、あたかも既に決定済みとして出てしまったことです。
そして、私としては、今回、一般質問のなかで、まさに、この認証保育所のおむつの処分について質問を入れていたので、質問する前に答が新聞に出ているという、未だかつてない事態が起こってしまいました。
なぜ
こんなことが起こったかということで、議会内でも疑問の声がたくさん上がり
9月4日お昼の休憩時間に、会派代表者会が開かれ、理事者より説明がありました。
この説明とこれまでのことを時系列で整理してみましょう。
6月13日 大野 一般質問で認可保育園でのおむつの問題を取り上げ、前向きな答弁を得る。
8月中旬 市民より 【武蔵野市のパパ・ママ注目】使用済みおむつを園で廃棄するようにしてほしい!というキャンペーンが始まる
8月24日 使用済みおむつの処理に関する陳情が提出される
8月27日 市長定例記者会見
挨拶の中で市長よりおむつの公費回収にむけて準備を進めている旨の話あり
8月28日 議会 一般質問通告書提出締め切り 大野:認証保育所のおむつの処分について質問を提出
8月29日 同陳情が取り下げになる
8月29日 朝日新聞記者より、担当課に取材
8月31日 担当課へ朝日新聞より保育園での撮影依頼があり許可。
9月2日 朝日新聞武蔵野版に、上記の記事が掲載
9月3日 第3回定例会開始
9月4日 大野 認証保育園などでの使用済みおむつの処理にについて質問 前向きな答弁を得る
ということになりました。
一番は、仕事と子育てに奮闘されている保護者の皆さんの応援が出来ることなので
本市が認証までのおむつの公費回収の方向で動き出したのは、とてもうれしいことです!
そして、おむつの処理に関して、公式な、武蔵野市の考え方は、私の一般質問に対する市長の答弁と考えます。1週間ほどで不確定原稿が上がってくるので、その時は、ブログでお知らせしたいと思います。
今回のぎくしゃくした感じは、情報をタイムリーに、注目を集める形で出したいマスコミに対して、市の取材対応が担当者任せになっていたことではないでしょうか。
「武蔵野市」という組織として、統一したガイドラインなどを決め、対応することを強く要望させて頂きました。担当者任せにして、何かあったら担当者が悪いみたいになると担当者は責任が重すぎます。もちろん、武蔵野市は、担当者を責めるのではなく、理事者が責任を負い議会に説明とお詫びをしていましたので、今後、改善されることと思いますが、注視していきたいと思います。
<参考>
行政が何か事業を行うためには、ややこしい手続きがあるようです。おおまかにいうと下記のようかなと思います。
担当部門から事業提案、概算要求
↓
理事者が承認
↓
予算案に組み込む
↓
予算を議会が承認
↓
予算執行 事業開始
(ただ、予算特別委員会は、年に1回しかないので、年度途中で緊急にやらなくてはいけない事業が発生した時等は、補正予算として本会議に上がってきます。)