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3月 10日

 公明党女性議員で構成される健康PTの紹介で、新潟まで、行ってきました。

 主催は「医療を福祉総合研究会」で『社会保障改革への道~その1~』 ~医療・介護保険同時改正~をテーマに開催されました。

 4題の講演の後、関係者代表による鼎談が行われる次第でした。

 初めの講演は、日本医師会常任理事の鈴木邦彦氏による「診療報酬改定の概要と課題」でした。改定により、診療ポイントの増が図られました。診療所、中小病院と大病院の格差是正には課題があるとの事。また、今後は在宅ケア等の取り組みに力をかけなくてはならないとの話がありました。専門的で、難しくて、実はあまりよくわかりませんでした。

 2番目は慶応義塾大学教授の権丈善一氏の「日本の社会保障改革の課題」の講演でした。

氏は、学者としての冷静な視点から、現在の日本の財政状況と社会保障制度の状況を分析し、社会保障制度の推移と課題について語られました。とてもシビアーな話で、説得力がありました。

 現在の財政は破たん寸前、社会保障の継続のみならず推進を図るためには財源確保は必須、現在の税率では将来への負担増は避けられないとの見解と共に、以前、そうならないために自公政権時、100年安心年金プランを含めた社会保障制度の改革への取り組んで下さった当事者であることを明かされました。その案は、展望や構想を確固たる裏付けなしに提示した民主党政権によって無にされてしまい、改革からは全く後進してしまった事が明確に示されました。

 今の状態は、破たんに向けてまっしぐら、の状況です。経済の立て直しによる税の増収を図るとともに、使途を明確にした増税は避けられない道との見解を述べられました。確かに、現在の財政状況と、何もしなくても膨らんでいく社会保障費を考える時、耳触りの良い事だけは言ってられないことももっともですが、独立行政法人の検証と、国家公務員や国会議員の歳費に対する真摯な検証は最優先に取り組むべきと考えます。そうした上での更なる財源国保の方法として、増税が国民の皆さんに図られるべきしょう。

 また、年金改革をもっともらしく語り、自公政権時代に提示した100年安心年金プランを批判する学者やマスコミのコメンテーター等を見て、氏は、現在プロとしての見解を語らない、売れるための説を説く学者や視聴率のために真実を見ない、語らないマスコミを強く避難されていました。全く同感でした。

 多くの国民は、難しい事はなかなか分かりづらいないので、目に映る専門家の見解を頼りにします。だからこそ、権力や売名に揺るがない正義の専門家であってほしいと思わずにはいられません。

 前途多難、まだまだ出口が見つかりません。しかし、氏の話は、状況と課題が明確で、とても勉強になりました。

 3番目は、スウェーデンのニーブロ市の社会福祉部長を務める2人の方のお話でした。よく、福祉の引き合いになるスウェーデンの社会保障の取り組みを聞きました。正直な感想は、日本とは、スタートから大きく違う、大きな保障には大きな負担があることが教育として定着しているから、大きな保障を低負担で求める日本とは根本的に異なる、ということでした。現在の負担でも大変と思っているけれども、それでも海外から見たら低い方だという事を改めて学びました。この点が、国民の皆さんには伝わっていないんだなあと思いました。難しいですね。

 最後は、厚生労働省老健局長の宮島俊彦氏の「介護保険かいせいの概要と課題」でした。方向性としては、在宅介護へとシフトしていく、ということでした。施設介護が望まれるところですが、実際問題、施設建設には費用と場所等の課題が大きく、介護報酬の見直しにより、在宅での介護を拡充できるようにしていくというものでした。地域包括ケアのシステム構築や24時間対応の定期巡回・随時対応サービスの創設なども検討されます。自治体の取り組みがますます重要になりそうです。

 課題の1つは低所得高齢者問題で、住まいの在り方など検討が必要です。また、多職種連携、生活支援の在り方、施設の形態などまだまだ課題は尽きません。中でもマンパワーの確保、育成は必須の課題です。

 本当に難しい問題だと改めて実感させられました。

 

 この後、鼎談となるところでしたが、帰宅の時間んがかかるので、ここで退席いたしました。ちょっと残念でしたが、また、機会をとらえて、学習したいと思います。

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瑞穂町 下野義子