2月 11日
自閉症グループ「おしゃべりの会」主催の「からだの動かし方」と題した長瀬慎一氏による講演会に参加しました。
~障碍の有無、年齢に関係なく、関わり方全般の支援の方法について実技を通して学びたい~として、実演を交えて、接し方を語られました。
自閉症の子どもの接し方は、自分と同じようにするのでは、適切ではない事がわかりました。でも、コミュニケーションは取ることができる。意思の伝え方や汲み取り方がちゃんとあることも分かりました。ただ、それには、時間をかけた関わりが必要ですし、早ければ早い時期からの方がよい事も。
先生は、そうした子どもたちに関わってこられ、学校や家庭での関わり方の多くが間違っていると言われましたが、行動の実践を伺うと、成程、と思いました。
是非、保護者や学校関係者の人らにも知ってほしいと思いました。
2月3日~4日
防災対策の取り組みに活かすことを目的として、阪神・淡路大震災を教訓とするために建設された、神戸の「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」と「北淡震災記念公園・野島断層保存館」を視察してきました。
3日は、神戸の防災センターに行きました。センターでは、体験フロアでの震災の映像や、再現ゾーン(街並みなど)、震災体験者の語りで綴られた、震災から復興への人間ドラマや課題の映像が見られました。記憶フロアでは、多くの写真や残された物、日本中から寄せられた励ましの品々の展示の他、被災者の方々の声の映像のほか、体験者の方との語らいコーナーが。防災・減災体験フロアでは、日本のみならず、世界の災害の情報提供コーナー、防災・減災ショップやギャラリーとなっていました。建物は2棟あり、もう一棟では、展示ゾーンとして、水をポイントとした自然を学び、その大切さと驚異の面を学ぶことができるゾーンとなっていました。特設として、3Dで東日本大震災の映像が上映されていました。改めて、自然の脅威とできる限りの備えとともに人のつながりが大切であることを再認識しました。
4日は、阪神・淡路大震災で大きな被害が報道された野島断層が、そのまま後世のために保存されている「野島断層保存館を」視察しました。大きく隆起し、横ずれを起こした断層は、その地震の恐ろしさをストレートに伝えていました。断層の移動で、家が敷地内を大きくずれた家も見学でき、別館では、当時の震度をそのまま体験できるコーナーもありました。震度7の直下型地震では、身動きすらままならず、「逃げる」事は不可能と感じました。まずは、身を守ること!これしかありません。物が飛んでこないようにすることが身を守ることに直結するとも思いました。町が行った、固定する器具の配布は、とても有意義な事と思いました。もっと、大いに啓発すべきです。
東京での首都直下型地震の起こる確率が7割との、嬉しくない見通しを考える時、実践的な対策を図ることが非常に大切と、改めて感じて帰ってまいりました。
議会では、「災害に強いまちづくり特別委員会」で、防災・減災対策を話し合っていますが、公明党女性防災会議での検討した内容や大切な視点、今回の被災地の教訓から、より良い対策が図られるよう取り組んでいきたいと思いました。
1月 22日
男女共同参画企画の講演会に参加しました。
3.11震災後、わが町の住民の方2名が、積極的に支援をされた体験を語って下さいました。
一人の方は、震災の悲惨さに胸を痛め、何かできないかとの思いから,足を運ばれました。看護師の資格を持つ方でしたので、現地では、ボランティアの方々の健康管理をされたとの事でした。
もう一人の方は小さなお子さんがいらっしゃる方で、現場に少しでも役立つ物を届けたい、と、お友達らで品物を集め、そのまま現地へ。そこから、現地の方々との交流が始まり、避難者の方や子どもたちに何かしてあげたいと、イベントを企画し、物を揃えて、通われました。
自分にできることを、との思いで行動を起こされた講師の方に本当に頭が下がるとともに、こうした思いは被災者の方にも通じるんだと感動しました。
私も、小川議員とボランティアに行き、側溝清掃をしてきましたが、その後は何もできずにいます。だんだんボランティアの方々が減っていると聞いていますが、心ある人がそれぞれ、その人にできることをしていけば、励ましを届けられるのでは、と思いました。
素晴らしいお話が聞けて良かったです。