平成25年第回定例が、9月2日(月)から20日(金)まで、19日間開催されました。
今議会で小川たつみは、1、特定検診時にピロリ菌検査の導入を 2、猫の避妊・去勢手術に助成制度の創設を 3、災害用非常食の管理等について問う と題し、3問の一般質問を行いました。
1問目「ピロリ菌検査の導入」については、昨年の3月議会でも取り上げ、今回で2回目となりますが、その理由として、わが国では、年間約5万人の人が胃がんによってなくなっています。
その大きな原因が、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)といわれており、日本のピロリ菌感染者は3500万人にも上るとみられています。
ピロリ菌検査(ペプシノーゲン検査)は、血液を採取し、ピロリ菌感染の有無と胃粘膜の萎縮度を調べるもので、胃がん発症のリスクを判定することができます。
特定検診では、血液検査が行われているので、そこにピロリ菌の検査項目を加えるだけで、感染の有無とがん発症のリスクが分かり、感染者は除菌を行っていけば、胃がん予防効果は、とても大きいと考えています。
現在行われているバリウム検査は、すでにできているがんを発見するもので、予防することはできません。
今年2月、公明党の粘り強い取り組みにより、ピロリ菌除菌の保険適用が慢性胃炎まで拡大されたことは、「胃がんの予防に道を開き、胃がん撲滅に大きな一歩となる。」と高く評価されています。
町長の答弁は、「検査項目の追加は考えていない。」というものでしたが、これからも粘り強く取り組んで行きたいと思っています。
2問目の「猫の避妊・去勢手術の助成」については、現在わが国では年間約20万匹の犬や猫が殺処分されています。
犬は年々減少傾向にありますが、猫は一向に減らず、その9割が子猫といわれています。
悪質なペット業者の問題も含め、わが国が動物愛護後進国と指摘されているのはとても残念で、心が痛みます。
昨年5月に、有志で猫のボランティアグループを結成し、えさやり、えさ場の掃除、野良猫の捕獲、避妊・去勢手術、里親探しなどの活動を続けています。
活動時間の捻出と資金集めは大変です。
仲間には、忙しい仕事を持ちながら、自分の時間と私財をなげうって献身的に活動している人もいます。
まだまだボランティアの人数も少なく、経済的にも限界があるなど、課題はたくさんあります。
猫と人間が共存する好ましい環境をつくるためには、行政の支援なしには実現は難しいと考えます。
答弁は、「避妊・去勢手術の助成については、現時点では創設する予定はない。」というものでしたが、「マナーアップの普及啓発につとめる。」ということで、パンフレットの作成には前向きな姿勢が感じられました。
一歩前進できました。
3問目については、次回載せたいと思います。