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 5月11日(土)。

午前中は第4小学校のPTA総会、午後は読書会、夜は武蔵野自衛消防隊の総会・懇親会の出席しました。

読書会は毎月第2土曜日、14時から長岡コミセンで開催されています。

昨年までは、前町長が毎月推薦図書を紹介して下さり、その本を読んでみんなで感想を語り合っていましたが、約1年前に引退され、その後は読書会メンバーが持ち回りで、自分が読んだ本を紹介しています。

今月は私の番でした。2冊の本を紹介したので、その抜粋を掲載させていただきます。

 

「 世界がもし100人の村だったら」   池田香代子 再話  C,ダグラス・ラミス 対訳 

この本に出会ったのは、10年くらい前になるでしょうか。はっきり覚えていませんが、当時とても話題になり、中・高生だった娘たちといっしょに読みたいと思い買ってきました。

環境問題に警鐘をならしてきたドネラ・メドウズ博士の1篇のエッセイが、インターネットの海に投げ込まれました。

Eメールという手段で世界各地をサーフィンしながら、ひとつのメッセージへと結実していく。そうして生まれたのが「世界がもし100人の村だったら」です。

「世界には63億人の人がいますが、もしそれを100人の村に縮めるとどうなるでしょう」から始まります。

読み進んでいくと、「20人は栄養がじゅうぶんではなく、1人は死にそうなほどです。でも15人は太り過ぎです。

すべての富のうち、6人が59%をもっていて、みんなアメリカ合衆国の人です。

74人が39%を、20人がたったの2%を分けあっています。

すべてのエネルギーのうち、20人が80%を使い、80人が20%を分けあっています。

75人は食べ物のたくわえがあり、雨露をしのぐところがあります。でも、あとの25人はそうではありません。17人はきれいで安全な水を飲めません。

村人のうち1人が大学の教育をうけ、2人がコンピューターをもっています。けれど、14人は文字が読めません。」 と衝撃的な文章が続きます。

私たちは、日本に暮らし、このような毎日の生活が当たり前だと思っています。

でも、そうではないことを、この本は、地球を100人の村というだれでもわかる単位に置き換え、世界のさまざまな現状を認識させてくれます。

 

「 戦場から女優へ」     サヘル・ローズ 

私がサヘル・ローズに出会ったのは、3~4年前の瑞穂第4小学校での講演会でした。

当時、彼女はすでにテレビやラジオで活躍していたようですが、私はその存在を知りませんでした。

講演会で、彼女はこれまでの人生を語ってくれたのですが、それはとても衝撃的なものでした。

彼女は1985年10月21日、イランの小さな町で11人兄弟の末っ子として生まれました。

そこはイラクとの国境の近くにあり、イランの中でも最も危険な場所のひとつとされていて、絶えず紛争に巻き込まれていました。

1989年のイラン・イラク戦争での空爆により、住んでいた村が全滅。

彼女は村でただ一人生き残り、4日近くたった時、ボランティアの女学生に救出されます。

その後、孤児院に入りましたが、1年後、この女学生に養女として引き取られます。

この女子学生は、裕福な家庭に育ち、何不自由ない生活を送っていましたが、独身の身でサヘルを引き取ったことにより、両親から勘当されてしまいます。

二人は日本で働く婚約者を頼り来日。しかし、「連れ子」の存在が原因で二人は離別。

公園でのホームレス生活が始まりました。スーパーで1袋50円のパンの耳を買ってきて二人で分けて食べ、公園の水道で体を洗う生活を送ります。

その後、学校生活では、クラスメートからいじめを受け、死ぬことも考えたと語っています。

高校生の時、知人との偶然の出会いから、ラジオ番組のレポーターに。その後テレビ朝日の「スーパーJチャンネル」のレギュラーレポーターに抜擢され、テレビ、ラジオ、CM,舞台と活躍の場は広がっていきます。

今の彼女があるのは、血のつながりがないにもかかわらず、どんな困難にも負けず、深い愛情でサヘルを育ててくれた母の存在です。

常に、自分を犠牲にしてでもサヘルの事を第一に考え、大切に育み教育してきた母ローズには敬服します。サヘルは、最後に語っています。

「たぶん私は、伝えるために生かされたのです。一生涯、戦争の悲惨さを訴え続けていきたい。

最初はわずかな一歩でも、継続していけば、やがて世界が変わるかもしれない。

神様、私に母を与えてくれてありがとう。」  と。

先日、テレビで彼女が語っていました。

「私は、1年に1回は世界を旅することにしている。日本にいるとこの生活が当たり前に感じてしまう

が、世界を旅することによって、大変な国々を自分の目で見、肌で感じ、正しい認識に立ち返る」  と。

 

 

 

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瑞穂町 小川龍美