27日午後1時半から、国立市役所で開催された「国立にゃんにゃんセミナー 伝道師たちによる 秋のトークセッション」(主催 国立市、 協働 猫のゆりかご・ねこだすけ)に行ってきました。
講師は、‘地域猫’を提唱した生みの親 黒澤泰氏(横浜市港南福祉保健センター獣医師)。地域猫活動を全国に広げた伝道師 工藤久美子氏(NPOねこだすけ代表理事)。くにたち地域猫活動10年 後藤由美子氏(国立市地域猫の会 猫のゆりかご代表)。国立市職員で後藤さんたちの地域猫活動を支援してきた遠藤さんの4人です。
地域猫活動とは、かわいそうな野良猫を減らすため、ボランティアが餌やりと餌場の清掃を行いながら野良猫を捕獲し、避妊・去勢手術を行い、繁殖抑制を目指すものです。
セミナーは、国立市環境保全課職員の進行による「トークセッション」という形で行われました。
黒澤氏からは、全国ではじめて地域猫活動が生まれたいきさつを、テレビで取り上げられた映像を交えながら説明していただきました。
NPOねこだすけ代表の工藤久美子さんは、参加者の質問に、これまでのご自身の活動体験を通し答えて下さり、とても参考になりました。
国立市では、飼い主のいない猫をめぐるトラブルに「猫のゆりかご」が中心となり、地域住民・行政・ボランティアが三者協働で取り組んでいます。
現在、猫の避妊・去勢手術に市の助成はありませんが、行政とボランティア団体がとてもいい関係を保ちながら、活動していることが伝わってきました。
10年間努力を重ねてこられた後藤さんに敬意を表します。
私は、平成18年12月議会の一般質問で「地域猫活動の取り組みと避妊・去勢手術への助成」を提案しました。
答弁は、「町は、現在そのような状況にはない。」というものでした。
それから5年が経過。今年3月、住民の方から「避妊・去勢手術の助成を求める陳情」が出されました。
本会議で陳情は否決されてしまいましたが、今年5月、陳情者の方たちと一緒に「ねこと人間が共存できるあたたかい社会」をめざして「ニャンニャンみずほ」(代表 立野まり)を結成しました。
ねこが好きな方、ねこの被害で困っている方、少しでも興味のある方、どんな方でも結構です。
ひとりでも多くの方のご参加をお待ちしています。