9月28日、厚生文教委員会は教育委員会と意見交換会を行いました。
テーマは、「昨今のいじめ問題について」。
私は、厚生文教委員長として進行役を務めさせていただきました。
厚生文教委員のメンバーから、かねてより教育委員会委員の方たちとこのような機会を持ちたいとの要望がありましたが、やっと実現できました。
各委員からは、いじめの認知件数や学校外でのいじめの問題、いじめる側への対応、家庭や地域の役割などについて活発な意見が交わされました。
その中で、厚生文教委員からは、「品川区ではいじめを繰り返す児童・生徒を出席停止にする制度を積極的に運用することを決めたが、瑞穂町教育委員会の見解は。」などの質問が出ました。
それに対しては、「やはり慎重に対応すべきでは。」との返事が返ってきました。
また、教育委員の方から、「いじめが発覚したとき、子どもたちが口にする典型的な主張として、『いじめられる側にも原因がある』との言葉がある。その場合、教師を含む大人は、これを即座に否定しなければならない。」との指摘がありました。
このことは、子どもに関わる全ての人たちの共通認識としていくべきと考えます。
充実した意見交換ができました。
厚生文教委員会では、10月に兵庫県川西市の「子どもの人権オンブズパーソン制度」を視察します。
この制度は、子ども一人ひとりのSOSを受け止め、「いじめ」「体罰」「虐待」などの人権侵害から子どもを救済するための公的第三者機関です。
これらも参考にしながら、これからもいじめ問題の解決に全力で取り組んでまいります。