9月28日、厚生文教委員会は教育委員会と意見交換会を行いました。
テーマは、「昨今のいじめ問題について」。
私は、厚生文教委員長として進行役を務めさせていただきました。
厚生文教委員のメンバーから、かねてより教育委員会委員の方たちとこのような機会を持ちたいとの要望がありましたが、やっと実現できました。
各委員からは、いじめの認知件数や学校外でのいじめの問題、いじめる側への対応、家庭や地域の役割などについて活発な意見が交わされました。
その中で、厚生文教委員からは、「品川区ではいじめを繰り返す児童・生徒を出席停止にする制度を積極的に運用することを決めたが、瑞穂町教育委員会の見解は。」などの質問が出ました。
それに対しては、「やはり慎重に対応すべきでは。」との返事が返ってきました。
また、教育委員の方から、「いじめが発覚したとき、子どもたちが口にする典型的な主張として、『いじめられる側にも原因がある』との言葉がある。その場合、教師を含む大人は、これを即座に否定しなければならない。」との指摘がありました。
このことは、子どもに関わる全ての人たちの共通認識としていくべきと考えます。
充実した意見交換ができました。
厚生文教委員会では、10月に兵庫県川西市の「子どもの人権オンブズパーソン制度」を視察します。
この制度は、子ども一人ひとりのSOSを受け止め、「いじめ」「体罰」「虐待」などの人権侵害から子どもを救済するための公的第三者機関です。
これらも参考にしながら、これからもいじめ問題の解決に全力で取り組んでまいります。
9月10日の厚生文教委員会終了後、3小と5小の校庭芝生化を視察しました。
第3小学校では、今年10月に校庭の芝生化工事から1年を迎えます。
使用頻度の激しい場所では、ところどころ芝生が禿げてしまいました。
そこでこの夏休み期間を利用して、補植用の芝やティフトンの苗を植え、その場所をロープで囲い養生していました。
訪れた日には既に補植用の芝もだいぶ根付き、ティフトンは芝の芽を伸ばしていました。
第5小学校は、町内で2番目の校庭芝生化の学校として、今年6月から工事が始まりました。
8月末に芝貼りがほぼ完了し、訪問した日は付随する工事が行われていました。
都内最大といわれる芝生の校庭は、一面に鮮やかな緑が広がり、その景色は圧巻でした。
今後の効果が期待できます。合わせて芝生の維持管理も大切になってきます。
どうか地域の皆様方のご協力をよろしくお願いいたします。
9月3日から平成24年第3回定例会が始まりました。
小川たつみは、3日に2問の一般質問を行いました。
1、国民健康保険の医療費適正化に向けた取り組みについて
少子高齢化が進む中、国民健康保険の医療費は増加の一途をたどってる。生活習慣病患者が増え、特に糖尿病患者の増加が著しい。
広島県呉市では、レセプトを活用し医療費適正化に取り組んでいる。レセプト情報を基に、ジェネリック医薬品の使用促進、糖尿病の重症化予防、重複・頻回受診者、生活習慣病放置者への適正受診に向けた訪問指導などを行い、大きな効果を上げている。
瑞穂町もこのような事業に取り組み、生活習慣病の重症化予防と医療費の適正化に取り組むべきと考える。
2、非構造部材の耐震対策の実施について
東日本大震災では、学校施設にも甚大な被害があった。
建物の構造体だけでなく、天井や照明器具、内壁やガラスなど、いわゆる非構造部材が崩落し、避難所として使用できないばかりか、児童生徒が大けがをするという被害もあった。
学校ではないが、東京では私立専門学校の卒業式が行われていた学外施設の天井等の崩落によって2名が亡くなり、26人もの重軽症者が出るという痛ましい被害もあった。
地震発生時において、地域の避難所となる学校施設は、児童生徒だけでなく、地域住民の命を守る防災拠点であり、その安全背の確保、防災機能の強化は待ったなしの課題。
町では、一昨年全ての学校の構造体の耐震化が完了した。次は、速やかに非構造部材の耐震化を実施すべき。学校以外の会館等も合わせて取り組むべきと考える。
町側の答弁は、「医療費適正化の取り組み」については、10月からジェネリック医薬品の取り組みをはじめる。また、保健師を増員して保健指導にあたるとのことでした。
「非構造部材の耐震化」については、不要なつりもの、落下物、ガラスの飛散防止対策については、適時進めている。その重要性については認識しているので、今後検討していくというものでした。
7日に総務産業建設委員会、10日に厚生文教委員会が開催され、12・13・14日には決算委員会が開催されます。