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 8月30日(火)、毎年夏恒例の公明党東京都本部「夏季議員研修会」が開催されました。

式次第は、東京大学医学部付属病院 放射線科・准教授 中川恵一先生の「放射線と発がん」についての講演のほか、斉藤党幹事長代行の「党の原子力政策について」の講演、山口代表挨拶など充実した内容でした。

中川先生の講演を要約してお伝えします。

一般住民が受ける放射線の影響は、発がんです。

がんになる要因は、放射線以外にもたくさんあります。

喫煙が発がん原因のトップで、3分の1をだそうです。間接喫煙(受動喫煙)も大きな要因となります。

その他に、お酒の飲みすぎ、肉や塩分の取りすぎ、野菜不足、運動不足といった、たばこ以外の生活習慣が、がんの原因のおよそ3分の1だそうです。

被ばく量が増えると発がんが増えるのは確かで、100ミリシーベルトの被ばくで、がん死亡率は約0.5%増加し、この値以上の被ばくでは、線量が増えるにしたがって発がんのリスクが上昇することがわかっているそうです。

しかし、住民にとって問題となる100ミリシーベルト以下の「低線量被ばく」で、がんが増えるかどうかは、科学的にはわかっていないそうです。

なぜかと言うと、低線量被ばくより、喫煙などの生活習慣の方がずっとがんを増やすため、被ばくの影響が他の要因に埋没してしまうからです。

喫煙を被ばくに換算すると2000ミリシーベルト以上、飲酒が500~1000ミリシーベルト、野菜不足・塩分過多も約200ミリシーベルトに相当します。受動喫煙も100ミリシーベルト近い発がんのリスクに当たるそうです。

放射線に注意を払はなければいけないことは、言うまでもありませんが、喫煙が2000ミリシーベルトに相当するというお話にはショックを受けました。

今まで以上に、生活習慣に気を付けなければならないと、認識を新たにしました。

山口代表の挨拶では、公明党が震災直後から一貫して震災対策に取り組み、復興基本法をはじめたくさんの法案策定、成立に尽力してきたことが語られました。

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瑞穂町 小川龍美