令和6年予算審査特別委員会(2024年3月11、12、13日)その3
こんにちは。
2024年3月11、12、13日、令和6年予算審査特別委員会に出席しました。
私からの質問とそれへの答弁をご紹介します。
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<アカデミー推進部と連携してライトライフ事業の充実を>
◯宮本
ありがとうございます。産業経済費におきまして、中小企業支援、総括質問でもお伺いしましたけれども、中小企業支援や商店街振興、物価高騰対策など、様々来年度も施策を進めていただくということで、感謝したいと思います。
先ほどちょっとアカデミーのところでも触れさせていただいたんですけれども、地域の様々なお声を伺う中で、やはり夜、飲食店の夜の経営がかなり厳しいというお声をよく聞きます。やはりコロナ禍を受けて、かなりライフスタイルが変わったということで、大変に頑張っておられますけれども、苦しんでいらっしゃると。飲食店に納める事業者さんも影響も受けていらっしゃる、酒屋さんであるとか、八百屋さんとか、様々いらっしゃると思いますが、そういうところも影響を受けているということで聞いております。そういったところもしっかり見ていただきながら支援が届くようにしていただきたいんですけれども、アカデミーで来年度の取組でナイトライフ観光事業というのがあるということで、この中に文京区内の観光スポット、夜のですね、を紹介したり、それに併せて飲食店なども紹介していくという話でしたので、ぜひ経済課さん、連携を密にとっていただいて、より多くの地域の飲食店さんにいい影響が、効果が及ぶように取り組んでいただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
◯答弁
コロナ禍以降、コロナ禍の最中は本当に飲食店が非常に大きなダメージを受けました。現在、コロナ禍からは過ぎつつありますが、早い時間ですね、夜ですと6時、7時、8時というところはかなりお客さん戻っていらっしゃるというふうに聞いておりますが、10時、11時と、そういう時間になると、なかなかそこが戻っていないというようなところは非常に我々のほうにも声が寄せられているというところでございます。
そういったところを踏まえて、我々の先ほどからも申し上げているような物価対策事業などを行ってまいりますけれども、他の所管ではございますけれども、そういったナイトライフの観光というところでございます。アカデミー推進部との事業でも、かつて、こちら区民部の経済課のほうから御紹介したお店ですとか、あるいは区商連さんから御紹介をしたお店が出店ということもございます。今後もそのあたりは横串を刺して連携をして対応してまいりたいというふうに思っております。
<高齢者見守りあんしんIOT事業の継続・充実を>
◯宮本
ありがとうございます。197ページの下のほう、高齢者見守りあんしんIoT事業でございます。独居の高齢者の方、また御夫婦の見守りをしっかり進めていただく施策であります。御利用している方からは、その御家族からも非常に好評のお声もいただいておりますが、令和6年度の予算は少し実績の見込みが減ってくるということで、予算は少し減額ということでお伺いしました。ぜひ、これもうちょっとしっかり周知といいますか推奨を進めていただきたいと思っております。
先日、私の地域の高齢者の方が、お独り住まいなんですけれども、残念ながら寒暖の差が激しいということが理由だったんですけれども、ちょっとお亡くなりまして、トイレでやはり倒れられていまして、非常に元気な方だったんですけれども、高齢ということが、やはり高齢でして、日頃から、お会いするたびにすごく元気な方だなというふうに思っていましたし、もう周りの方もそのように理解をされていたので、こういったセンサー、今はセンサーと電球ですか、IoTを活用して見守りをしていますが、こういったものをつける必要はないだろうなというふうに思っておりました。ところが、やはりまさかということでありまして、ちょっと私も少し後悔といいますか、推奨しておけばよかったなと思ったんですけれども、そういう意味において、ぜひ何か、例えばそうしたお独り住まいの高齢者の方にもっとこう推奨していくような取組を検討して、活用していただくことが有効ではないかというふうに思うんですけれども、お伺いしたいと思います。
◯答弁
今、御指摘のありましたあんしん見守りIoT事業につきましては、委員御指摘のとおり、今年度につきまして、減額補正ということで運用させていただくんですけれども、実態としては、やはり緊急対応のツールとしてはなかなか難しいんですけれども、そんな中でも、今年度1件、応答がなくて訪問したら衰弱していらっしゃった方を救急対応で救うことができたというような事例もありますので、有効な事業であるというふうに認識しております。
補正予算のときにも、山田委員のほうから周知方法だけではなく周知先についても工夫をというふうに御意見いただいておりますので、担当者ともども、もうちょっと周知先、それから周知対象を検討しながらも、もっと使っていただけるように努めてまいりたいと思います。
◯宮本
ぜひよろしくお願いいたします。
<児童発達支援センター運営について:区内西側エリアへの設置が必要>
○宮本
次に、205ページの児童発達支援センター運営のところでございます。ここには、今回、予算は約5,000万ほど増額というふうにお伺いしまして、大変重要な事業ですのでよいかと思います。そよかぜ、また、ほっこりといった事業も発達障害があると見込まれる児童などの療育の取組をしていただいて、また、預かりもしていただいていると思いますけれども、地域の保護者の方からお伺いするお声の中で、やはりちょっと場所が遠いということで、一部、送迎もあるんですけれども、何かこう分室みたいな、そういったものを西側のほうにも何か用意をして、何人かでも受入れをしていただけると大変助かるというようなお声をいただいておりますけれども、このあたりいかがでしょうか、お伺いしたいと思います。
◯答弁
教育センター、児童発達支援センターの立地の関係で、今、委員おっしゃったような、どうしても場所的に少し通いにくいといったお声があることは承知しております。現在は送迎バスを活用して、そのバスの拠点までお越しいただくことで対応しているところでございます。御指摘の他地区への新規設置ですとか分室の設置等につきましては、やはり対応するスタッフの確保・育成ですとか、あるいは療育に必要な一定の空間ですね、スペースの確保という観点からいきますと、なかなかすぐには難しいところがございますので、まずは今のセンターの中でしっかり丁寧に対応してまいりたいと考えております。
<保育士の待遇改善、保育士の確保について>
◯宮本
ありがとうございます。
まず、209ページ、211、213ページのところにも関連していますけれども、保育士の待遇改善、また保育士の確保について、お伺いしたいと思います。
子どもたちのためにも、保育の質の向上という意味では、この待遇改善、また保育士の確保が大変重要であると思います。現場の保育士の方のお声をお伺いすると、やはり待遇改善してほしいというお声が大きくございました。
令和6年度の予算においては、国においての公定価格改善が図られていることで、増額をしているところもあり、また、区としても、引き続きキャリアアップ事業、宿舎借り上げ、加配促進などを実施していくというふうに思いますけれども、こうした取組を通して、来年度に向けて、待遇改善がどのように図られるというふうにしているのか、お伺いしたいと思います。
それと、保育士確保の取組としては、潜在保育士の確保ということが一つの課題ということでしたけれども、国としての方針が昨年変わったということで、こちらの取組については、区としてどのように実施をしていく予定なのか、お伺いしたいと思います。
◯答弁
まず、1点目の保育現場で働く職員の方への待遇改善というところにつきましては、委員のほうからお話がありましたとおり、児童の保育委託のほうが約4,760万円の増額という形になっております。(3月13日予算審査特別委員会にて訂正発言あり。)これは、国のほうの令和5年の人事院勧告に基づきまして、保育士等の人件費のほうが5.2%引上げをされたことに影響するものでございます。
国の通知におきましては、今回の公定価格の増額分というのは人件費であって、職員の方への賃金の支払いか、法定福利費の事業主負担分に充てるようにということにされております。
また、次年度以降の給料表とか給与規定の改定にも計画的に取り組むようにというようなことで、通知がなされております。
区におきましては、この国の通知を受けまして、今回の公定価格の改定の趣旨を保育事業者に周知をするとともに、処遇のほうにしっかり反映されているどうかというところを給与簿等を含めて確認して、保育人材の処遇の向上を図ってまいりたいと考えております。
もう一点の潜在保育士の確保というところにつきましては、211ページの14番の保育補助者雇上強化事業、こちらのほう、今年度までは、いわゆる保育士の資格を持っていない方を保育補助者として雇い上げた場合に、各保育園のほうに補助ができるというものでございましたが、令和6年度からは新たに潜在保育士の再就職支援ということで、保育士資格を持っていらっしゃる方を保育補助者として雇用した場合に、補助が出るというようなことになっております。こうしたことで、ブランクの長い保育士の方が再び保育現場のほうに復帰できるように、必要な支援のほうを区としても行ってまいりたいと考えております。
◯宮本
はい、分かりました。ありがとうございます。しっかり給与に反映されるように確認をしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
また、潜在保育士の確保についても、これまでの資格のない方に補助していたものを、今後は持っている人にも補助をしていけるようになったということでしたので、こちらも活用していただいて、保育士の確保にもつなげていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
<未就園児の定期的な預かり事業について>
○宮本
続きまして、211ページの未就園児の定期的な預かり事業のところでございます。
先ほどもほかり委員からも質問されていましたので、状況を確認できました。多くの申込みがあって、当選した方もいらっしゃるということで、地域の方からも、前回、グループ保育室こうらくとか春日臨時保育所、落選したんですけれども、今回当選できましたというお声を昨日、おとといでしたかね、いただきまして、喜ばれておりまして、よかったなと思っていました。入れなかった方も多くいらっしゃると思いますので、ぜひ、まずは、先ほどおっしゃっていた私立保育では7つ、私立幼稚園で2つということなので、こうしたところに使っていただけるように、おつなぎをしていただければと思うんですが、この7つと2つの場所なんですけれども、地域偏在がないようになっていればいいなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
◯答弁
この7つの私立保育園につきましては、比較的、区内全域にばらけているといいますか、分かれております。ただ、唯一、本郷三丁目、湯島駅周辺のところだけは、ちょっと実施予定園がないという状況でございます。
◯宮本
ありがとうございます。比較的ばらけていることでよかったと思いますが、本郷三丁目周辺のほうですね、ぜひ、私立認可保育園など働きかけをしていただいて、拡充につなげていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
<待機児童の解消に向けて>
○宮本
続きまして、213ページの児童館維持管理費の育成室の待機児童解消については、総括質問でもお伺いしましたし、岡崎委員からも今後の取組について質問させていただいて、引き続き区内大学との連携なども検討されているということもございましたし、またランドセル来館事業、また放課後全児童向けの事業の拡充も含まれているということですが、このランドセル来館事業と放課後全児童向けの事業は、もう4月からスタートするというふうに聞いていますけれども、現状の状況をお伺いしたいのが1つと。
あと、先ほどほかり委員からも質問がありましたけれども、窪町地区のお子さんを水道のほうの育成室に移動するということの取組ですね。これ以前は、やっぱり予算的に難しいんじゃないかということが大きな課題だったんですけれども、今回、国からの補助金が出るということで、大きく前に進んだというふうに聞いているんですけれども、この辺の国の補助金がどうだったのか、お伺いしたいと思います。
◯答弁
まず、4月から始めるランドセル来館の状況でございますけれども、初めての試みでございますので、4月の開始に向けて、今、直営の児童館13館のうち児童館長のいる8館において、1館当たり5人程度受け入れる計画でございます。現在、利用の申請は受け付けているところでございます。
また、放課後全児童向け事業の拡充でございますが、5月からの実施だったアクティが、4月から前倒しで開始する学校が5校、それから夏休み等の学校休業日、これまで午前10時の開始がほとんどでしたが、午前9時から開始する学校が13校に増える予定です。また、終了時間も18時だったところが18時30分まで延長する学校が7校となっております。今後も、利用実態や利用者のニーズ等を踏まえて、順次拡大をしていく予定でございます。
続けて、タクシーの送迎ですけれども、駕籠町じゃなく、窪町の地区で実施をする予定でございますが、これに関連する区からの補助金があるかないかについては、今、確認をしているところでございます。
◯宮本
ありがとうございます。まずは、ランドセル来館事業、放課後全児童向け事業のほうが拡充していけるということで、よかったと思いますので、円滑な実施に向けて進めていただきたいと思います。
あと、補助金もしっかり活用していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
<都型学童クラブの利用料補助拡充を>
○ 宮本
215ページ、都型学童クラブ利用料の所属者世帯助成についてでございます。
昨年の予算委員会でしたでしょうか、この場でも様々な意見・要望がございましたけれども、都型学童クラブは、利用料が約3万円ということで、低所得の世帯の方々においては、大きな負担ではないかということで、私、公明党にも、ひとり親の方々からそうしたお声もいただいていまして、今回、予算を計上していただいたということでございました。来年度に向けて、どのように検討されてきたのか。また、進捗状況などもお伺いしたいと思います。
◯答弁
都型学童クラブの利用料の助成でございますけれども、委員の御認識のとおり、家庭の収入状況にかかわらず、放課後の居場所を自由に選択できることは大変重要だというふうに認識をしております。このことから、この助成に関しましては、負担割合ですとか利用される仕組み、どういった助成制度にするのがよいか、こういったところで多角的な検討を進めて、都型学童クラブ利用料の低所得者を対象とした減免を決定したところでございます。詳細なスキームですとか要綱、こういった作成については、これからになりますけれども、育成室の保育料の減免と同様に、生活保護世帯ですとか住民税非課税世帯の方に対しては、利用料の全額免除を予定しているところでございます。
◯宮本
ありがとうございます。具体的に現在検討を進めていただいているということで、より多くの方が活用できるように、特に低所得の世帯の方々、保護者の方が活用できるように、よろしくお願いいたします。
<子ども・若者計画の策定を:若者の声を聴取する取り組み実施を>
○宮本
続きまして、215ページの子育て支援の部分全般なんですけれども、昨年6月の本会議、一般質問で、岡崎議員から質問をしたんですけれども、こども基本法が施行されまして、自治体こども計画の策定についてお伺いしました。今、様々検討していただいていると思うんですけれども、まだ区では子ども・若者計画が策定されていないということで、若者世代の声を聴取する仕組みがまだないんですけれども、こうした計画策定を検討すると同時に、若者の声を聴取する取組を実施していったらどうかというふうに考えますが、見解をお伺いしたいと思います。
◯篠原子育て支援課長 次年度、次期子育て支援計画の策定に取り組んでまいりますが、同時に、子ども・若者計画の策定の着手は重要な課題であると考えてございます。国は、自治体こども計画の策定プロセスや、子どもへの意見聴取の手法など、全国の事例調査をまとめる自治体こども計画策定ガイドラインを策定中でございます。その状況も踏まえまして、子ども・若者計画やこども計画の策定について、総合的に区においても検討するとともに、今後の若者に関する調査についても、調査項目等含め、速やかに検討してまいります。
なお、計画の策定に当たりましては、当事者からの御意見を伺うプロセスを丁寧に行いながら、取り組んでまいりたいと考えてございます。
◯宮本
分かりました。計画策定に向けて準備をしていただくと同時に、計画がない間も何らかの取組があればありがたいなと思います。公明党として4人の議員で、ユース・トーク・ミーティング、また若者会議というのも実施をして、特に20代の若い方々から様々な御意見もいただいて、その声を区政にその都度反映できるように頑張っておりますけれども、ぜひ、議会、区として、そうした取組が実施できるように、よろしくお願いいたします。
<区の情報発信を公式インスタグラム導入を>
○宮本
そうしたお声をいただく中で、特にいただくお声、御意見の中で、なかなか行政との接点が、若い方から少ないということで、行政情報になかなか触れる機会がないということで、今、文京区では、当然、LINEなりフェイスブックなりXなりやっていただいているんですけれども、若い方が言うには、インスタグラムが一番よく使うということで、文京区はまだ公式インスタグラムの開設がされていないというふうに聞いたんですけれども、これを検討していただければと思いますけれども、いかがでしょうか。
◯答弁
インスタグラムという、今、SNSの話が出ましたが、委員のおっしゃるとおり、SNSは今、LINE、フェイスブック、Xの導入をしているところでございます。インスタグラムが、より若者の世代に情報発信のツールとしては有用だというところは、私も認識しているところでございます。SNSの情報発信の強化というところで、様々な取組というところは今後考えていきたいなというふうに考えております。
◯宮本
ありがとうございます。ぜひ、よろしくお願いいたします。
<ベビーシッター等子育て支援事業の更なる充実を>
○宮本
続きまして、217ページのベビーシッター等子育て支援事業のところでございますが、ここにはベビーシッター利用料助成、また多胎児家庭サポーター事業利用料の助成、また産後家事・育児支援などの予算も計上されておりまして、昨年度よりも大きく予算を増額していただいております。さらなる子育て支援につながるものと思うんですけれども、利用状況などが増加しているというふうに思いますけれども、そうした状況をお伺いしたいと思います。
ベビーシッター利用料については、初めのほうはちょっとやり方を変更して、文京区の取組から東京都の取組に移行したことで、利用しづらいというお声も多くて、初めはなかなか伸びなかったと思うんですけれども、どういった変化があったのかなども併せて、お伺いしたいと思います。
◯答弁
ベビーシッター利用料助成をはじめとする、様々な子育て支援サービスの提供でございますけれども、委員の御指摘のとおり、かなりの使われようで、以前にも少し御答弁申し上げましたが、23区中1位、2位を争う利用率となっております。これは、かねてから文京区が行っております、様々な保育サービス等の一時預かりサービスなどを含めた利用が、多くの区民の方に認知されているものと思っております。
一方で、今般行った実態調査によりますと、認知度はあるんですけれども、利用される方はさほど多くないことは、今、傾向として見て取れておりまして、この部分については、もう少し利用率を上げるだとか、あるいは認知度を上げた上で、取り組んでいく必要があるかなと考えてございます。
また一方で、利用のやりやすさについても、委員のおっしゃるとおり、東京都の仕組みを使っているがゆえに、様々な弊害がございますが、この部分についても区としては認識してございまして、東京都とも、何とかより利用者の方々に使いやすい制度ができないかということで、常に議論を重ねておりまして、次年度以降も東京都と協議をしながら、より使いやすい制度の取組に邁進してまいりたいと考えてございます。
◯宮本
はい、分かりました。ありがとうございます。引き続きニーズを捉えて、拡充などしていただきたいと思いますし、使い方も利便性が高くなるように御尽力をよろしくお願いいたします。ありがとうございます。
<ひとり親世帯の保護者への就労支援の充実を>
○宮本
最後に、221ページの母子家庭等自立支援教育訓練給付金事業のところでございます。
高等職業訓練促進給付金等事業ということで、この予算は約倍増していただいていますけれども、ひとり親の御家庭の保護者の方が、親御さんが、より待遇がよい就労に就くことを応援する事業ということで、とても重要だと思っております。予算を約倍増していただいたということは、利用する方が増えているのかなと思いますが、そこの状況をお伺いしたいと思います。
◯答弁
こちらの事業につきましては、委員の御指摘のとおり、就職を女性の方が行う上で有利になる資格ということで、例えば保育士ですとか、あるいはパソコン関係のプログラム、こういったことの専門学校等に通われる方の授業料等の補助ということになってございます。
こちらのほうは、年々増加の傾向にございまして、なおかつ2年、3年と専門学校に通われる方がいらっしゃいますので、継続的に支援のほうをしていくということもございまして、人数につきましては相当数増えてございますので、今後、来年度につきましては、増額したところでございます。次年度以降も、こちらの様子を見ながら、こういった事業を積極的に活用していくような取組を続けていきたいと思っております。
◯宮本
ありがとうございます。本当に寄り添っていただいているということだと思うんですね。なかなかひとり親の家庭は仕事を切り替えるとか、そういった時間もなかなかなくて、そうした意味においては、そういった状況も含めて、いろいろ相談に乗っていただいて、こうした取組を紹介していただいていることだと思いますので、引き続きしっかり支援につながるように、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
<うつ病・自殺対策:ストレスマネジメントの重要性周知を>
◯宮本
ありがとうございます。
233ページ、うつ病・自殺対策のところでございます。今年度、文京区の自殺対策計画を策定したということで、来年度予算は減というふうになったということで理解しております。様々、これまでも取組をしてきていただいております。ゲートキーパーの育成などもしっかり取り組んでいただいていると思います。
うつ病については、様々な理由でそういうふうになる可能性もあるんですけれども、ストレス、疲労などが大きくなることがまず出発のところじゃないかなというふうに私も、素人なんですけれども、そういうふうに考えています。
その意味で、ストレスマネジメントや体調管理というのが当然大事になると思うんですけれども、特に若い頃、10代、20代のときにおいては、なかなかそういったところに配慮もできないまま、特に10代の頃なんかは学業、受験、そういったところもありますし、20代は社会人になってというところで、本当に頑張って、頑張ってということで、根を詰めて、学業なり、仕事に一生懸命取り組むということが多いと思うんですね。そうしたうちに、知らず知らずのうちに、体調に変化があるといったことが私の知人でも何人かいらっしゃいまして、やはり体調管理を自分でどう自覚していくのかということも大事だと思います。
大人になれば、ある意味、自分を見詰める力なりが養われてきて、こうやったら自分のストレス発散、リフレッシュができるとか、そういった考え方も身についてきて、ある程度体調管理もできてくると思うんですけれども、やはり若いときのそういった意識なりが大事かと思いますし、また10代の子どもの周りの大人の意識、また職場なりの上司の方々のやっぱりケアですね、そういったことも大変に重要になってきて、お声かけをしていくことが大事なのかなと思いますけれども、この点を一つ見解をお伺いしたい。
あと、自分で管理をする上で、ストレスマネジメントのアプリといいますか、ホームページを文京区も導入していただいていまして、「こころの体温計」というものですね。大分前に導入していただいて、活用も多いというふうに以前お伺いしました。ちょっとこれ、内容がいいんですけれども、非常にシンプルなものなので、もう少し充実をしていくといいのではないかなというふうに思います。
そうしたところ、名古屋市では、こういった取組に非常に一生懸命力を注いでいまして、名古屋市メンタルヘルスケアアプリとか、また「こころの絆創膏」の専用サイトを設けるなどして、そこに一元的に情報なり自分のストレスマネジメントの方法なり、そういった情報を非常に多く盛り込んでいて、重層的にといいますか、もちろん相談先をここに紹介していたり、非常に多角的に取り組んでいることがよく分かります。こうした取組を区でも導入を検討していってはいかがかと思いますけれども、見解をお伺いしたいと思います。
◯答弁
ストレスや心の問題につきましては、10代の頃から「いのちとこころの授業」であったりとか、20代向けの啓発冊子の作成・配布を、各課連携していただいて行っております。
また、自分のメンタルのサポートという点では、心のサポーター養成講座というものを開催しておりまして、そちらのほうを在勤・在学・在住の方で受けていただけるという研修も行っております。
また、職員や働く年代につきましては、産業医などがいらっしゃるところですと、ストレスチェックというようなものも活用されているかと思います。そういったところも活用しながら、御自身のストレスの程度というのもはかれるかなというふうに思っております。
御指摘のありました当区で活用しております「こころの体温計」につきましては、簡単に御自身のメンタルの状態をはかれるというところで、アクセス数もかなりいただいているところでありますけれども、他自治体の取組等も参考にしながら、ほかにも何かないかというのは研究してまいりたいと思います。
◯宮本
ありがとうございます。ぜひ、力を入れていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
<更年期障がいの周知啓発、理解促進、支援拡充を>
○宮本
それから次に、237ページの女性の健康についてというところなんですが、更年期障害についてなんですけれども、既にこれについては、いろんな知識や情報、また理解も進んでいると思うんですけれども、ちょうど私の年代が50なんですけれども、50周辺の方々、私の身近な方もやはりちょうど更年期障害の症状じゃないかというお声を、悩んでいらっしゃるお声など幾つかいただいております。だから、なかなか、対応にも困っていらっしゃるようなこと、早くから病院で診察されて、様々な処方をいただいているケースもあるんですけれども、やはり症状の重い、軽いもあったり、また様々な形で更年期障害の症状が出るということで、これもそうなのかなという、そんな場合もあったりして、やはり身近な方々の理解、また御本人の自覚とか、相談体制、そういったことを引き続き区でもぜひ御尽力いただきたいと思うんですけれども、この点について、取組をお伺いしたいと思います。
◯答弁
女性の場合は、生涯を通じて、男性と比べますと、ホルモンバランスですね、ホルモンの変動が激しいので、そういった影響で節目、節目で体調の不調を訴える、先ほどの更年期障害等もそうでしょうけれども、そういったものがあるかと思います。
それで、私どもでは、そういった女性の健康に関する啓発ということで、女性の健康展というのを行っております。現在、今日、明日と2日間やっているんですけれども、そういった中で、ライフステージを通じて、思春期であったり、成熟期、更年期、老年期等に分けて、女性の様々な体調不良のことを周知しまして、それでもしかしたら自分が今、体調が悪いのは、こういったものかもしれないというのを気づいていただいて、それで医療機関とかそういうところにつないでいただいて、その症状を和らげていただくとか、うまく付き合っていくために、こういった周知啓発というのを行っております。
◯宮本
分かりました。ぜひ、そうした取組を継続していただきながら、より多くの方に知っていただけるように、拡充も必要ならばしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
<災害時に備えて、ソーラー灯設置の拡充を>
◯宮本
ありがとうございます。
253ページの街路灯・保安灯維持のところでございます。1億800万円超の予算となっておりまして、日頃から街路灯・保安灯についての維持をしっかりしていただいていると思います。ありがとうございます。
この中に、避難所誘導ソーラー灯32基というのがございまして、停電などのときも、このソーラー灯によって、避難所周辺の街灯がつくということで、区民の方の誘導につながるものだというふうにお伺いしました。
地域の方からお伺いした声で、二、三年前ですかね、本郷、本駒込辺りの停電があったときに、やはり夜だったということもあって、非常に怖い思いをしたということで、もしこうしたソーラー灯を、予算もあると思うんですけれども、地域の中に、災害時に備えて、拡充していただけると助かると思うんですけれども、お伺いしたいと思います。
◯答弁
ソーラー灯につきましては、平成23年度から平成25年度にかけまして、避難所誘導ソーラー灯として、避難所となります区立小・中学校等の入り口付近に1基ずつ設置したものでございます。委員が御指摘の地域の中にソーラー灯を設置するということにつきましては、設置に係る経費が高額であることですとか、毎年の点検費用を要することから、ちょっと困難かなというふうに考えております。
具体的には、通常の街路灯、例えば支柱ですね、ポールの上に街路灯を設置する場合ですと、設置費用は1基当たり約75万円に対しまして、ソーラー灯は、設置当時の金額ですけれども、約190万円かかるものでございます。また、ソーラー灯につきましては、毎年点検を行っておりまして、必要に応じてバッテリーの交換を行うなど、年間約100万円をかけて点検しているところでございます。
したがいまして、区といたしましては、今、6,500基以上、街路灯がございますが、適切に維持管理を行っていきまして、例えば不転倒の少ない街路灯の整備など、安全な道路環境の整備に努めていきたいと考えております。
◯宮本
はい、分かりました。大変に大きな経費がかかるということで、理解しました。ありがとうございます。
<私道整備について更なる支援充実を>
○宮本
次に、同じく道路課のところですが、253ページ、私道下水施設工事費助成です。
私道の対応については、これまでも区では非常に手厚く助成もしていただいておりました。今回、来年度からは組織も編成していただいて、いくということでございました。予算も少し上がっているというふうに聞いております。我々公明党も、度々私道の修繕の御相談をお寄せいただいていまして、ぜひ、より充実した取組にしていただきたいと思いますけれども、どういった経緯で、どのように取り組んでいきたいのか、確認させてください。
◯答弁
委員の御指摘のとおり、来年度から私道補修や私道下水等に関する事業の担当部署を創設いたします。目的といたしましては、区民等からの御相談や依頼等に対しまして、技術的にも人的にも、より迅速に対応していきたいという目的で設けたものでございます。
今後、私道の所有者の皆さんが日頃どういった点に注意して維持管理をしていくべきなのかですとか、整備する際どういった手順ですとか手続が必要なのかなど、分かりやすく周知啓発をしていきたいと考えておりまして、そのことによって、本事業の理解促進に努めていきたいと考えております。
◯宮本
はい、分かりました。ぜひ、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。
<公園再整備にあたり防災機能の強化を>
○宮本
最後に、259ページの公園再整備のところでございます。
これまでも区では、再整備に当たっては、地域の方々との意見交換、またアンケート調査などもしていただいて、そうしたお声を反映してきていただいたということでございまして、私も何回か参加をさせていただいたことがあるんですけれども、丁寧に聞き取りもしていただいていると思います。
ちょっと気になったのは、いろんなメニューを紹介していただいたりとか、そういった形もあると思うんですけれども、区民の皆様にとって、なかなか意識がいかないんじゃないかなと思っていたのが、災害時の災害対応機能について、なかなか御意見がないなというふうに思っていまして、ある意味、そうした点については、区のほうからお示しをしていただくことが重要なのではないかなというふうに思います。
今回、都市マスタープランの改定なり、公共施設等総合管理計画にも災害対策についても明記されていますので、そういった点について意見交換会の際にお示しいただくのが重要かと思いますけれども、お伺いしたいと思います。
◯答弁
再整備の際には、委員がおっしゃいますように、地域との意見交換会、その意見交換会に入る前には、利用者の方のアンケートですとか、そういった結果を基に、こちらからその結果を共有しながら、ここの公園にはどういったものをつくりましょうという提案をしながら、意見を交換しているところでございます。
災害の設備に関しましては、確かに地元の発意を待ってからの設置ということで、これまで進めていたところではございます。特にマンホールトイレですとか、そういった防災井戸については、そういったものが欲しいという声があって、設置していたところでございます。
今後、今回の能登地震の被害の状況なども踏まえて、こういった公園には、こういう設備もつけられますよという提案のほうを、区のほうからも行いなから、意見交換会のほうをやっていきたいというふうには考えてございます。
<屋内喫煙所設置費助成事業について、更なる設置促進を>
◯宮本
ありがとうございます。
初めに、今、宮崎委員の質問された地域美化活動のところの屋内喫煙所設置費助成についてですが、来年度は686万円の予算ということでございました。歳入のところで、特別たばこ税が来年は約7,000万円増が見込まれているということで、ある意味、たばこを吸う方のおかげでいいますか、そういった予算がありますので、一般財源として使わせていただくということになりますが、そういった意味でも、やはり吸う人、吸わない人がよい関係で共存できるために、この屋内喫煙所設置費助成の事業については、しっかり強化をしていっていただきたいと思いますけれども、いかがでしょう、意気込みをお伺いしたいと思います。
◯答弁
屋内喫煙所につきましては、今年度、何とか2件、新規の物件を成立させることができました。来年度に向けましては、さらに賃料が補助できる重点地域、これの拡充を今検討してございますので、そういったところにも注力しながら、より一層新規の屋内喫煙所の設置というのを目指してまいりたいと考えてございます。
◯宮本
ありがとうございます。ぜひ、よろしくお願いいたします。
<ペロブスカイト型太陽電池の動向を注視して、区として取り組み検討を>
○宮本
続いて、ちょっと戻るんですが、地球温暖化対策推進事業のところでございます。
これまでも様々取り組んでいただいていまして、来年度は様々な購入助成を拡充していただくことで評価しております。総括質問でも取上げさせていただきました。
先ほど沢田委員が少し引用していたペロブスカイト型の太陽電池については、国も今、国策として力を入れていますし、東京都も来年度も社会実装の実験をしていくということで、非常に技術が高いということでございますので、これについては、自治体としてすぐにできることも少ないとは思うんですけれども、しっかり注視をして、何か手挙げとか、分かりませんけれども、何かそういった国からも都からも何か示すものがあれば、しっかり挑戦していただきたいと思っておりますが、見解をお伺いしたいと思います。
◯答弁
ペロブスカイトにつきましては、やはり以前より大変注目しておる新技術でございます。文京区のような特に都心部の地域におきましては、やはり建物が密集しておりますので、そういった太陽光のポテンシャルというのは、地方に比べれば非常に低い部分がございます。そういったところでも、壁に貼れたりとかそういった自由度の高いペロブスカイトというのは、そういったところに非常に活躍できる余地が大きいんじゃないかなと思っております。
現在、東京都においても、共同実験のようなことをしていますし、他区でもそういうことをしている区もあるようですので、そういったところの情報をしっかりと集めて、今後もしっかりと研究してまいりたいと考えてございます。
◯宮本
ぜひ、よろしくお願いいたします。技術が非常に速いスピードで進んでいまして、中国に負けないようにということで、今、国でも進めていますので、よく注視していただきたいと思います。
<地域のゴミ集積所への支援強化を>
○宮本
続きまして、265、267ページの清掃事業、リサイクル事業のところでございます。先ほど山本委員から、地域の清掃集積所での区として何かできないというような質問がありまして、私どもの地域でも、やはり当番が出せないという、高齢化や共働きが進んでいるということで、そうしたお声もありまして御相談をいただいたりしております。その都度、清掃事務所の皆様に御相談して、丁寧に対応していただいて、個別収集などもして対応していただいているということもございます。ありがとうございます。
先日、地域のアパートの大家さんからちょっと相談を受けまして、そこのアパートの大家さんは、アパートのごみ収集所がそのアパートの中にないので、地域の集積所に出しているそうなんですね、そのアパートの住民の方が。出しているがゆえに、アパートの大家さんに、その担当者を出してくれというふうに地域の方から言われて、その大家さんは人を雇って、毎回有償でその当番を出しているという取組をしているということでございました。初めてのケースで私は驚いたんですけれども、ある意味、こうした取組を区でも実施していくということが有効ではないかなというふうに考えますけれども、いかがでしょう。
◯答弁
一つのアパートの大家さんが有償でごみを整理される方ですかね、を雇ってられるという案件でございますが、清掃事務所といたしましては、収集をする仕事がメインでございまして、そこに対して、それぞれ個別のアパートごと、町会もしくはそこの集まり、それぞれの事情に対して、そこまでアプローチというのは現在かけてございません。ただ、そこにアプローチをかけるというより、先ほどの御回答とも少し重複するんですけれども、御相談があったときには、丁寧に話を聞きながら、ではこういう場合はどうしていこうとか、御高齢の方だけであったらどうしていこうとか、そういうふうな形で丁寧に回答させていただいてございます。
◯宮本
はい、分かりました。引き続き、ケース・バイ・ケースで対応をお願いしたいと思います。ありがとうございます。
<地域施設にウォーターサーバーの設置を>
○宮本
最後に、267ページのリサイクル事業のところでございます。
令和7年度にプラスチックごみの分別回収を目指して、来年度は周知啓発などに取り組まれるということでございますけれども、一方で、今、毎年夏場、非常に暑い時期がこの数年続いていまして、ペットボトルがかなり多くなって、ごみとしても増えているというふうにお伺いしております。自治体によっては、このペットボトルの活用を、特に夏場ですね、減らす目的で、マイボトルを推奨して、地域の活動センターなどに給水所を設けたりして、マイボトルの推進をしている自治体などもございますが、区としても、こうした取組を参考にしていただいてはいかがかと思いますけれども、お伺いしたいと思います。
◯答弁
マイボトルの活用につきましては、今、委員がおっしゃいましたように、ペットボトルの排出を抑制できるということで、非常に有効なものだと考えております。また、そういった給水施設を設けることで、夏場の熱中症対策にもなるということは、こちらのほうでも研究はしておりましたが、今後、区内の施設においても、そういった施設を整備することができるかどうかについても検討してまいりたいと考えております。
<①区立小中学校のトイレに生理用品の整備を継続するべき、②教職員の働き方改革を具体的に、地域保護者の理解促進を>
◯宮本
ありがとうございます。ちょっと時間も短いので、すいません、まとめて2つ質問させていただきます。
273ページの学校・幼稚園運営管理費のところになるかと思いますけども、公明党としてこれまで3年前からですかね、田中香澄議員を中心にコロナ禍における女性の負担軽減という趣旨で様々要望して対応してきていただいていまして、その中で、公共施設で区立の小・中学校にトイレに生理用品の整備を求めてきまして対応していただいていたと思います。初めは備蓄品の活用をしていただいたというふうに思いますけども、その後、予算についてしっかり確保して、来年度に向けても確保していただいているかどうかお伺いしたいと思います。しっかり女子児童・生徒が困ることがないように対応していただきたいと思っておりますので、確認したいと思います。
それからもう一つは、277、79、281のちょっと全般的になるんですが、教職員の働き方改革という点でございます。総括でも質問させていただいて答弁いただいた中でICT支援員、日本語指導員、バリアフリーパートナー、スクールサポートスタッフなど、しっかり来年度も拡充をしていただくということで心強いと思いますので、しっかり今後、人材確保も採用のほうもしっかり頑張っていただきたいと思っております。
先月、先々月ですかね、地域の職員をしている方とお話をする機会がありまして、2人他区の小学校で働いているんですけども、話をする中で働き方改革の話になりまして、大分、区によってやっぱり温度差があるんだなというふうに感じました。
やはり文京区は随分しっかりやっていただいているほうなんだなというふうに感じたところなんですけども、予算についてもそうですし、また、地域によってはその地域の慣習というか、これまでのやり方などもあって、やはり何と言うんですかね、教職員がどうしても手厚く一生懸命いろいろなことに取り組んでいただいているというところがあるようでして、それが結果的には時間外労働であったり、様々教職員が抱えるというような状況にもなっているというふうにお伺いしました。
そうした意味では、やはり教員、もちろん教育委員会の方々はしっかり理解されていただいて、そうした働き方改革を進めていただいていると思うんですけども、学校現場やそうした地域の部分においてもしっかり理解をしていただけるように、また、促進をしていただけるように取り組んでいただきたいと思っておりますが、この点についてもお伺いしたいと思います。
◯答弁①
前段の生理用品につきましては、既に各学校への予算というところで計上しているところでございますが、来年度も引き続きということで、全小・中学校のほうにその分の予算を計上したところでございます。
◯答弁②
やはり本区は区長部局、それから議会の御理解もあって本当に今、議員御指摘のとおり、働き方改革、教員の環境整備は進んでいる区だと思います。そういった部分では今回来年度予算でも委員が御指摘いただいたようなものに加えて、例えば教科担任制についても区費で非常勤教員を配置する等の事業についても拡充をしていますから、できる限りのことをして子どもたちの学びがしっかり保障できるように、そして教員が、とりわけ文京区で働きたいと思っていただけるように環境整備は整えていきたいと思います。
◯宮本
地域の理解というか、そういったところのほうも確認したいんですけども。
◯答弁③
都は先般、学校における働き方改革の推進に向けた実行プログラムというのを出しました。当然、これは文京区でも推進をしていかなければいけませんので、こういったプログラムの周知含めて保護者にも働き掛けをしていきたいと存じます。