●「ちとせ情報ひろば」の発行
平成22年、及び23年の定例会で提案した「わが街辞典『ちとせ情報ひろば』」が24年8月に発行され、市内に全戸配布された。これは行政サービスや地域情報などを一冊に集約した冊子で、転入出の多い千歳市において便利さの提供と定住促進にとても有効なもの。作成にかかる予算は広告料で補うことで自治体負担はゼロであることも大きな特徴。
●小中学校の非構造部材耐震化の推進
全国で建築物の耐震化が重要視されるなか、一方で見落としがちなのが、外装材・内装材・天井材・照明器具・窓ガラス・書棚など非構造部材と言われる可箇所に対する耐震化である。特に学校は子どもたちの活動の場所であり、地震等の非常時には地域の応急避難場所にもなる。そのため施設内の安全確保は極めて重要な課題となっている。この問題に関連する項目を、定例会や委員会において質問・提案を行ってきたが、平成25年度以降から予算計上、工事実施が開始され、平成30年度の工事で全市における小中学校の工事が終了となる。
●防犯灯の設置
住民からの要望がある防犯灯の設置について、行政と町内会にかけあい、2灯の設置が実現。バス停利用者、散歩、夜道の通行ドライバーに喜ばれている。
●一時停止標識の設置
信号がない交差点やT字路における、横断歩道や一時停止標識の設置についての要望は高い。しかしこれらは北海道公安委員会の所管であり、なかなか要望が通りづらいのが現状。その中で、道議会議員との連携をとりながら一時停止標識の設置が実現。
●公園・公営住宅内の樹木の剪定・伐採
各町内にある公園や市営住宅など公営住宅の敷地内に生えている樹木の剪定や伐採は、電線への影響や治安を守る意味においても大切なこと。また、公園内の柵や備品の修繕なども、各地域の見回り点検や、住民からの要望をもとに、随時、市に要請をし、各所において実施されている。
●道路の整備
各地域において道路整備の要望があがる中、随時行政にかけあい、主に舗装の修理を中心とした道路整備を実現。
●除排雪問題への要望・提案
冬の除排雪問題は毎年尽きることがない。市民の声をもとに、これまでの制度の改革や技能の向上を求める要望などを展開。パートーナーシップ除排雪制度の内容変更や、H23年度より除雪業者による技能講習会が開催されている。
●雇用問題への要望・提案
特に若者に対する雇用問題を中心に、北海道が管轄するハローワークのみならず、市独自での雇用対策に対する要望や提案を引き続き展開中。
●医師確保の要望
全国的に医師不足が問題視される中、千歳市についても例外ではない。市民病院においての医師増員、及び市内における産科への取り組みに対する要望を継続してきた。H25年度までの4年間で医師5名増員、また平成20年に閉院していた民間産婦人科医院が平成22年4月に開設となった。市民病院ではH26年度以降、毎年医師の増員が図られている。
●3種ワクチン公費助成
子宮頸がん、ヒブ、小児用肺炎球菌の3種ワクチンに対する公費助成を、党として全国規模で行ってきたが、千歳市においても定例会や委員会において質問、要望を繰り返し、また市民8405名の署名の後押しをいただき、平成23年2月より公費助成が実現となった。
●防災協定の締結が実現
災害時の避難所等に必要な災害用簡易ベッドなどに段ボール製品を利用することが効果的であることから、段ボールメーカーとの防災協定を結ぶことを平成23年第4回定例会にて提案。その結果、平成26年4月28日に北海道森紙業株式会社との間において「災害時等における物資提供等の協力に関する協定」を締結することとなった。
●雑誌スポンサー制度の実施
図書館の観覧用に置いてある雑誌の専用カバーにスポンサーとなる企業名などを載せることにより広告収入を得る「雑誌スポンサー制度」の導入を提案。これにより図書購入の独自財源として活用することができる。平成25年第4回定例会の一般質問にて提案、H27年度秋より実施されている。
●ボランティアポイントの導入
市が指定する市内の介護施設や子育て施設、介護予防事業等におけるボランティア活動をポイント化し、ためたポイントを換金または寄付などができる制度。H25年第3回定例会にて提案、H27年7月より「きずなポイント事業」という名称で開始された。
●データヘルスの導入
市が指定するデータヘルスとは、医療保険者によるデータ分析に基づく保健事業のことで、診療報酬明細いわゆるレセプトや健康診断情報等を活用し、意識づけ、保健事業、そして受診の推進などの保健事業を効果的に実施していこうとするもの。この取組をH25年第4回定例会にて提案。H28年度に「千歳市国民健康保険データヘルス計画」を策定した。
●バスロケーションシステムの導入
スマートフォンなど携帯端末のソフトを利用してバスの位置情報を伝えたり、その他の付加価値をつけることでバス利用の促進を図るシステム導入をH26年第2回定例会及びH27年第1回定例会予算特別委員会にて提案。H28年の10月よりバスロケーションシステム「ち~なび」の実証実験がスタートしている。
●男性不妊治療の助成制度
不妊の原因の割合は男女とも同等とも言われており、市としても多くの出生数を望むとすれば、男性に対する不妊治療に関しても手厚い支援があるべきという主旨で、H28年第1回定例会予算特別委員会にて提案。H29年度の予算に反映された。
●情報通信網の格差解消
千歳市の郊外に位置する支笏湖地域と東千歳地域は、未だに光回線が通っておらず、生活の利便性や教育環境、また観光客への影響が懸念されてきた。民間事業者との連携で未整備地域に順応する新たな技術方策は考えられないものかを、H22年第2回定例会、H27年第4回定例会にて質問。H29年度予算にブロードバンド環境整備事業費として予算計上されることとなった。