本日は火曜日。駅前での街頭演説の日です。
時より寒風はあるものの、気持ち良い青空の下で行うことができました。

どこを歩いてもツルツル路面で、駅前を歩く方々も、すり足でゆっくりと移動されていました。大きなスーツケースを持って駅構内へ向かう方は、特に慎重な足取りなので、転ばないようにと、演説しながらもつい気になってしまうほどです。この時期の路面は、北海道の冬が慣れている方でも怖いと思うほどですから、観光で訪れている方にとってはまさにスケートリンクの何ものでもないでしょう…。
さて、雪の時期、千歳市が町内会などの団体を対象として行っている除排雪支援制度がありますが、本日付の地元紙によると、その利用が昨年と比較し、減少しているとのこと。
制度の内容としては、小型除雪機の貸し出しと運転手付きの排雪用ダンプの貸し出しがあり、いずれも無料となっています。小型除雪機のほうは、1週間単位での貸し出しについては、申請を11月で締め切っておりますが、1日単位での使用については平日の3日前までに申し込みをすることで利用可能です。排雪用ダンプのほうは、同じく平日3日前までの申し込みで制度の利用が可能となります。
利用が減少している要因について、地元紙でも見解を述べておりますが、私の町内会においてもこの制度の利用についてはなかなか積極的になれないことが残念でもあります。その理由の1つには、小型除雪機を無料でお借りできるのはとてもありがたいとはいえ、それを扱う人員が確保できないことがあります。排雪用ダンプについても、運転手付きということで、心強いものの、除雪自体できなければダンプも必要ないということになってしまいます…。
同じような町内会もあるのかもしれません……。
千歳市のパートナーシップ除排雪支援制度は、2011年より現内容の制度となりました。それ以前の支援内容時では、毎年、利用者がほとんどなく、議会の場でもたびたび取り上げられ、現制度の前身を経て、拡充が行われてきました。とても良い制度ではありますが、市民の高齢化を鑑みての更なる内容の検討も必要になっているのかもしれません。
地元紙によると、今季の千歳市の累計降雪量は1/15現在で257センチとのこと。例年、各月の降雪量にバラツキがあるものの、シーズン的にはおおよそ400センチ前後で推移しています。それから考えると、ほぼ12月だけで年間降雪量の半分以上に至ったことは、市民にとっても行政にとっても、予想外であり困惑となっているに違いありません。
それでも、除雪対応はもとより、例年より早い段階での排雪に取りかかっていることは、市民生活にとって安心に繋がる要素と感じます。ただし、業者の方々のご苦労にもしっかりと目を向けていく必要もあるのかもしれない、と感じるところでもあります。
12月の大雪は、市民にとって、また行政及び関係各者にとって、様々な観点で新たな実感をもたらすものとなったのではないでしょうか。