9月10日から11日にかけての大雨は、様々な被害を及ぼしました。
市内において、その大きな影響の一つが、支笏湖地区における観光被害です。
しかし、約2週間経った現在、支笏湖の各温泉施設はほぼ全て元通りになっています!
温泉街の様子と、奇跡的な速度で現在も復旧を進めている国道などを視察してきました。

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10日早朝からの大雨により、千歳市初となる避難勧告が一番早く出されたのは、支笏湖地域でした。



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その被害は、道路では国道453号線19箇所で
土石流や倒木などによる歩道・路肩崩壊、橋梁損傷、
落橋などが見られました。

湖畔温泉街においては、山からの水が駐車場に溜まり込み、
それが一気に湖畔方向へ流れ込んだことによって、
温泉施設やお土産屋さんなどに、床上浸水が起こりました。
←土のうがある場所に沿うように駐車場からの水が流入
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←角のこちらのお店は床上浸水の被害に…
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湖畔温泉街で一番被害が大きかった宿も、現在は通常通りの営業に戻っています→
現在は、湖畔、ポロピナイ、丸駒地区とも、ほぼ全ての施設がもとの通りに営業できているのもかかわらず、
「まだ閉鎖してるんだろうな…」的な印象があるようで、予約がキャンセルされるなど、
いわゆる風評被害が本当に辛い状況です。
地元は、本当に死活問題と悩んでいます……。
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現在唯一、通行止めとなっている国道453号ですが、
9/24に滝野~盤尻区間も通行可能となり、
残るは、陥没が凄まじかった、写真の橋復旧のみとなりました。
この対処としては、現在の橋の横に、仮橋をかける予定だそうです。
一日も早い通行止め解除となるよう、更に関係各者にエールをお送りしたいです。
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10/12(日)には、「支笏湖 紅葉まつり」が開催されます。
これに向け、道路整備の急ピッチをはじめ、千歳市としても、
現在行っている市議会定例会において支援策の補正予算を決議し、
支笏湖温泉の宿泊者に対して、買い物券を贈呈するなど、
キャンペーンを行うことになります。
また、雑誌や新聞、テレビなどでも、更なるお得な情報なども
発信して頂くことになりそうです。
どうか、たくさんの方々に、改めて支笏湖の良さを感じて欲しいです。

不思議なことに、あの大雨以来、支笏湖ブルーは、
なんともキレイなエメラルドグリーンに見えています。

おおいなる自然には、我々の想像を遥かに超える壮大さがあります。
それが、猛威となるか、安堵となるか…予想はつきません…
それでも、いやだからこそ、必死にひたすらに前進していくこと、なのでしょうか。