ろりぽっぷ小学校視察
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令和6年5月22日、学びの多様化の学校「ろりぽっぷ小学校」(旧坪沼小学校)と仙台市教育委員会で進めている在籍学級外教室「ステーション」(長町中学校内に設置)を宮城県議会文教警察委員会に同行し視察させていただきました!!ろりぽっぷ小学校は、東北で唯一の学びの多様化の小学校(いわゆる不登校特例校)で長期欠席の児童はいない。とのことで、児童たちが楽しく学校に来ている様子が伺えます。4人の新1年生は学校に慣れるのが本当に早かった。とのことで、これは2年生以上のお兄さん・お姉さんの面倒みが良かったからとのことです。環境が良いと優しくなれるのでしょうね。私は、この学校を視察して、テレビで見た北欧の教育現場の教室を連想しました。狭いスペースに整列された机・椅子が置かれているのではなく、子供たちが過ごしやすくストレスやプレッシャーを感じることのない机・椅子の配置となっています。そして、勉強に疲れたり嫌になったら、ヨギボーやソファーに寝そべることができるようになっており、子どもたちも一様に楽しそうに笑顔で学んでおりました。「リビングのような教室」を掲げているそうです。詰め込み式・暗記型の勉強とは真逆で、日常の事象・現象から学んでいく探究型の学びで、このやり方は学びを引き出すには最前だと思いましたし、このような環境から天才が出るのだろう。と思いました。「答えではなく問いを探究する」ことを掲げているそうです。このように「子ども達が輝く学び」ですが、私立ために学費が高く、この学校を諦めなくてはならない子どもたちがいるそうです。また、引き続き通うことができる中学校の認可も課題です。また、東北全体を考えた時には小学校を宮城以外でも開設できるようにすることも課題です。この課題は政治としてもしっかり向き合っていかなければなりません。在籍学級外教室「ステーション」は、登校に不安や悩みを抱える児童生徒のために、学校内に設置しており、リモートで授業を受けたり、教科の先生に教えてもらったり、小集団の中で学校生活を送り、たくさんの学びを得ることができます。不登校児童生徒に占めるステーションの利用割合は約3割から4割で、悩みや不安を抱えた児童生徒の早期把握、早期支援につながっています。中学校では約半数が設置しており、小学校ではまだ10分の1位しか設置されておりません。小学校の設置数が1つの課題でもあります。

