4病院再編 環境福祉委員会質疑主旨
<12月18日の環境福祉委員会>
横山→12月17日の八木山市民センターでの4病院再編の住民説明会は、県の説明と住民の要望・期待がマッチングしていなかった。住民の方の病院が移転されてしまうという不安を解消することができていなかった。その点どう考えているのか?
県→住民の日赤病院に対する期待や思いを強く感じた。〜ご指摘のとおり地域の皆さんの関心事は、日赤が移転してしまったら、地域医療はどうなってしまうのか。という不安で、私共もこの点をしっかり認識させていただいたところです。基本合意をした上で、日赤も説明会に同席して、日赤から方針なり考え方を語っていただくことが、住民の皆様の関心時に叶うのではないかと強く感じたところだ。
横山→日赤も同席してそれぞれの立場で説明していくことは重要だと考える。但し、基本合意前に日赤と一緒に説明することが民主的なプロセスと考える。基本合意後では、確定したことをお知らせすることがメインとなり、住民の意見が反映される形にならないのではないか。また、仙台市とも十分なすり合わせを行い、説明会に同席してもらうことが必要と考えるが、この点はどうか?
県→基本合意の内容にも関わってくることで、県と日赤の両者が同じ方向を向いて、同じ前提じゃないと、日赤も参画し難いといったところであるので、基本合意後となることをこ理解願いたい。合わせて、仙台市とは、情報共有をしながらその辺りを調整して参りたい。
横山→基本合意前に説明会を行う。更に、合意後に踏み込んで説明会を重ねていく。といった形で丁寧にしっかり行ってほしい。
県→繰り返しなるが、基本合意後に説明会を日赤と行っていくことでご理解願いたい。また、これで全て事足りたとは全く思っていない。今後、八木山地区は勿論、今後、台原地区、その他の地域でも時期をとらまえながら、住民の皆様と意見交換を行っていく。
横山→県立精神医療センターについては、民間の公募やサテライト(分院)を県の裁量で検討しているが、赤十字や東北労災病院については、公的病院ではあるものの民間が経営主体であり、県としてできることが限られるため、地元自治体の仙台市、日赤も含めて、医療体制継続の為に何ができるかを検討していく必要がある。地域の皆様に安心材料を与えることをやっていかなければ、いつまでも平行線だと思うが、県の認識はどうか?
県→残された地域の医療提供体制をどうするかについて、基本的には、日赤さん、労災さんを中心とした形で考えていただいて、それを土台にしつつも、県として、それを導き出すようなサポートを仙台市共々検討して参りたい。と思っている。
横山→その視点は非常に重要であるが、現段階では、仙台市との意見の相違や認識が異なっているが、どうやってその距離を縮めていくかが大切だ。仙台市と今後どのように協議を進めていこうとしているのか?
県→とにかく課題を明確化して、それをお互い共有し、それに対する答えと要求をすり合わせるような形で進めて行きましょう。と、これは合意が取れている。仙台市と当局とすり合わせる作業を進めているので、そういったことを土台に議論を進め、調整を図り、最後はトップ同士がその現実で腹を割って、しっかり認識を共有できるような形で持って行くことが必要であろうかと思っており、そういった作業を並行して、我々はまず、環境を整えつつ頑張ってもらいたい。という状況である。
横山→仙台市との協議で一番のネック・問題となっているのは何だと認識しているか?
県→課題の共有から始め、洗い出し作業も継続中であるがポイントとなっているのは、救急医療体制、将来の需要予測も含めた救急医療体制への対応がどうなっているかを共有していく必要があるんじゃないかというのが、一番大きいところかと思っている。
横山→病院に救急搬送する時間のシミュレートをすることが必要だと思うが、そのあたりどうなっているか伺う。
県→仙台市の懸念を払拭するためには、新しい病院の診療科や病床規模がどの位になるかなど固まっていかないと、精緻な精査が出来ないため、基本合意されていかないと、シミュレートすることは難しい。
横山→仙台市との協議をできるだけ早く進めることが重要であるため、ある程度の予測の中で、基本合意される前においてもシミュレートすることは可能と考えるので、仙台市と同じ方向を向いて、地域の医療体制の構築をしっかりできるようにうに考えてほしいと、思うが、その認識を伺う。
県→ご指摘を踏まえてしっかり対応していく。
横山→仙台市とも同じ方向を向いて、話していかないと地域の理解を得るのは難しい。と思う。地域の理解が得られない。と私も賛同しづらい(難しい)と状況であることをお伝えして、私の質疑を終了します。



