マンション等の大規模建築物の地震調査
本日、復興公営住宅から仙台市営住宅に移行した「あすと長町市営住宅」の建設後の地震の影響について、住居者の方からの依頼があり、現地調査をして参りました。
建設後、3.11から10年目の2月と4月に大きな地震があり、11年を過ぎた3月16日にも福島県沖を震源とする大規模な地震が発生しました。特に3月16日の地震では、太白区では秋保のホテルを始めとした高層ビル等で、亀裂や破損の甚大な被害等が発生している状況です。ちょうど、今の時期に、改修工事や大規模改修を行っている建築物を多く目にします。
今回、調査した市営住宅においても、亀裂や破損等被害が発生しておりました。居住者の話によると、地震の揺れが尋常ではなく、次に大きな地震が発生したらどうなるかわからないと言われておりました。私も、太白区長町界隈のマンション等を訪問させていただいた際、大きな被害が出ていることを認識しておりました。
次に、また大きな地震が来た場合には、大規模な高層建築においては、予想もしないような被害が生じる可能性もあるとの危惧を抱いております。専門家の意見などを聴取して、しっかり検討を進めるすことが必要です。