「にゃっ展2025」で杉本彩さんが講演
3日間にわたり多賀城市文化センターで開催された「にゃっ展2025」に参加しました。猫をテーマにした作品の販売と、動物愛護の啓発を目的としたイベントです。
最終日の今日は、公益財団法人動物環境・福祉協会Eva理事長・杉本彩さんの講演が行われ、拝聴させていただきました。
杉本さんは、人と動物が共に幸せに暮らせる社会を目指し、2014年にEvaを設立。以来、動物愛護の啓発や動物虐待防止に力を注いでこられました。2019年の動物愛護管理法の改正に際しては、国会への働きかけを通じて大きな役割を果たされ、現在も動物虐待罪の厳罰化を求める署名活動を続けておられます。
講演では、劣悪な環境で犬を繁殖させ、売れ残った犬を殺処分するブリーダーの実態や、ブリーダーから犬猫を横流しで仕入れ、里親に対し法外な譲渡金を求める団体の存在など、ペット流通を取り巻く深刻な課題が語られました。加えて、日本では野生動物、畜産動物、実験動物の扱いにおいて、動物福祉の視点が欠けていると強く指摘されていました。
「動物の命を守りたい」「悲惨な思いをする動物を減らしたい」――杉本さんの熱意と真剣なまなざしが、会場全体に深く響いた講演でした。私自身も、宮城県での動物愛護施策をさらに前に進めていきたいという思いを、改めて強くしました。
また、昨日は奈良県の動物愛護団体とともにイベントに参加されていた松木秀一郎・奈良県議会議員と懇談し、両県の動物愛護政策について意見交換を行いました。奈良市では犬猫の殺処分ゼロを6年連続で実現しているとのことで、大変参考になるお話を伺うことができました。
さらに会場には、今月開業を迎えた「にじのはしスペイクリニック宮城分院」のワゴン車も展示されていました。
このクリニックは、猫の不妊去勢手術に特化した動物病院で、手術は専用のワゴン車内で行われます。手術費は雌猫で1万3000円と比較的安価で、複数頭の依頼があれば出張手術を行うとのこと。猫の殺処分を減らすための、心強い味方が誕生しました。今後、私も応援していきたいと思います。
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