兵庫県ドクターヘリ、奈良県#7119など視察
今日は医療政策に関する調査のため兵庫県と奈良県に出張しました。
兵庫県では、県立加古川医療センターを訪ね、ドクターヘリの運航状況を調査。兵庫は同センターと公立豊岡病院に1機ずつドクターヘリを配備しており、出動件数は、2機合わせて2000件を優に超え全国一を誇っています。
ドクターヘリは出動件数が多ければ多い方がよい、とは一概に言えませんが、早期の医療介入が必要な患者を取りこぼさないためにも、出動はできるだけ多い方が望ましいと思います。
兵庫県では、医療機関側が消防本部に対し、ドクターヘリを積極的に呼ぶよう絶えず働きかけるとともに、例えばゴルフ場などにも医師が出向いてドクターヘリ着陸への協力を訴えるといったような努力をしており、大変に参考になりました。
一方、意外だったのは、全国最多の出動件数を誇る兵庫県でさえも、政令市である神戸市ではあまりドクターヘリが活用されていないという事実です。
それは神戸だけでなく、全国的に見ても、消防防災ヘリを独自に配備している政令市ではドクターヘリは活用されない傾向にあるという話でした。
しかしながら、政令市でも中心市街地はともかく、郊外は、人口は多いのに医療資源は少ないという状況です。そこにドクターヘリの恩恵が及ばないのは問題であり、「政令市の郊外でこそドクターヘリは活用されるべきだ」と救命救急センター長がおっしゃっていました。これは仙台市を抱える宮城県でもしっかりと検討すべき問題であると思いました。
午後は、奈良県庁で、救急電話相談「#7119」と救急医療情報システム「e-MATCH」について、効果と課題を調査しました。
#7119は宮城県でも今秋の導入が予定されていますが、奈良県では2009年から導入しています。相談件数は年々増加しており、アンケートでは、相談した人の8割が「役に立った」と答えており大好評のようです。ただ、#7119の認知度がまだまだ低いのが課題だとのことでした。
一方、同県の救急医療情報システム「e-MATCH」は2013年度に本格稼働したもので、救急搬送の効率化と時間短縮を図ることが目的です。システム導入によって救急医療の情報蓄積と分析が進み、新たな救急患者の受け入れルールの導入につながるなど、着実に成果が出ていました。今年度、システムを改修したため、来年度はさらに効果が上がるのを期待しているとのことです。
宮城県でも救急医療情報システムの改修に向けた検討が進められており、奈良県の事例は大変に参考になるものだと思いました。
今回の視察で学んだことを、2月定例会の質問に生かしていきたいと思います。












