経済商工観光委員会でナノテラス、多賀城跡を視察
5月22日、私が委員長を務める県議会経済商工観光委員会で県内視察を実施しました。
仙台市の東北大学青葉山キャンパスに整備された、次世代放射光施設ナノテラスの運用状況について調査した後、多賀城市で多賀城創建1300年の記念事業や多賀城南門の周辺施設の整備状況について説明を受けました。

ナノテラスは世界最先端のX線分析施設で、今年4月から運用が開始されました。現在までに約150の企業や研究機関が優先利用権を取得し研究に取り組んでいます。
工業分野のみならず環境、農業、医学・薬学、エネルギーなど幅広い分野で活用できる施設の概要や運用状況について説明を伺い、私たちの生活をより便利で豊かにする画期的な製品や技術が次々と生み出されていくのではないかと期待が高まりました。
「世界最先端の研究施設」というと敷居が高いイメージがありますが、地域の中小企業にもぜひ利用してもらいたいとのことでした。県や仙台市では、利用料の補助や専門家とのマッチング支援、お試し利用制度など様々な支援策を講じていますので、興味のある事業者は、まず気軽に県や市の担当課に相談していただければと思います。
次いで訪問した多賀城市では、お忙しい中、深谷市長にも駆けつけていただき、同市の観光キャンペーンなどについて説明を受けました。

今年は、古代東北の政治・文化の中心として栄えた多賀城が創建から1300年を迎えるため、同市では11月の記念式典をはじめ様々な記念事業を実施する予定です。県でも秋から冬にかけて、多賀城を軸とした観光キャンペーンを展開する計画です。
今年3月には、多賀城創建の年などを刻んだ石碑「多賀城碑」が国宝に指定されるニュースが報じられ、テレビアニメのサザエさんでも多賀城が取り上げられたことから、同市を訪れる観光客が急増しているそうです。今後は、地元経済への波及効果をいかに高めていくかが課題だとのことでした。
また、多賀城の正門である「多賀城南門」は本体の復元が昨年3月に完成し、現在はガイダンス施設の整備や、南門に附設された築地塀の復元工事が進められています。ガイダンス施設は今年9月末、築地塀は来年3月に完了の予定です。

世界に誇るべき歴史・文化遺産である多賀城の魅力を、県と市が連携してさらに発信していきたいと思います。
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