東北初の「イノシシジビエ」処理加工施設を視察
今日は公明党宮城県本部の議員団で、大崎市岩出山の廃校を活用して開設された大崎市ジビエ食肉処理加工等施設(ジビエの郷おおさき)を視察しました。
有害鳥獣対策で捕獲されたイノシシを処理・加工し、ジビエ商品として出荷まで行える東北初の施設。ジビエには適さない個体を、解体せずに分解処理できる減容化施設も合わせて整備されました。
宮城県では13年前の福島第一原発事故の影響で、イノシシ肉には出荷制限がかかっていますが、同施設では放射性物質の全頭検査を行い、問題のない個体を利用することで出荷が可能となっています。
1月からイノシシの受け入れを開始し、2月には試食会を実施。4月27日からは、いよいよ市内3カ所の道の駅でジビエ商品の販売がスタートします。
農業被害の防止や地域資源の有効活用、新しい食ブランドの創造など様々な効果が期待される取り組みです。ただ、ジビエは鮮度が命のため、広域からイノシシを受け入れることは困難という課題もあります。
イノシシ被害で悩む他の地域でも、このようなジビエ施設の整備が必要ではないかと思いました。
引き続き大崎市の取り組みを注視してまいります。
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