公設民営化の刈田綜合病院を視察
今日は白石市の大森貴之市議にご手配頂き、公明党県議団で同市の公立刈田綜合病院を視察しました。
同病院は昨年4月から指定管理者制度を導入して公設民営化し、施設は市所有のまま運営は医療法人仁誠会が担っています。
公営時代は毎月1億円もの赤字を計上し、市の財政を圧迫していましたが、民営化移行後は職員の意識改革や合理化を徹底するとともに外来診療時間の拡充や救急患者の積極的な受け入れ、病床の稼働率向上などに取り組み、昨年8月には早くも単月黒字化を達成。経営状況は劇的に改善し、患者への医療サービスも大きく向上しています。
また、刈田綜合病院の再生は、同じ仙南医療圏で高度急性期を担っている県南中核総合病院の負担軽減につながり、2次医療圏全体の医療の充実にも貢献しています。
視察には、山田市長にも駆けつけて頂き、病院改革の経緯や苦労について教えて頂きました。公設民営化には市民から強い反対の声も上がりましたが、地域医療を守り、患者本位の病院にしていくためにはこの道しかないとの固い信念のもと、市長自ら地域に出向き、説明を尽くしたとのことでした。
同病院の稲田統括部長には、院内を案内してもらいながら、病院改革の内容を詳しくご説明頂きました。全国各地で病院経営を行っている医療法人グループの経営ノウハウを教えてもらい、まさに「目からうろこ」が落ちるような思いでした。
本日の視察を県の医療政策にしっかりと生かしてまいりたいと思います。
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#公立刈田綜合病院
#医療法人仁誠会
東北初の「イノシシジビエ」処理加工施設を視察
今日は公明党宮城県本部の議員団で、大崎市岩出山の廃校を活用して開設された大崎市ジビエ食肉処理加工等施設(ジビエの郷おおさき)を視察しました。
有害鳥獣対策で捕獲されたイノシシを処理・加工し、ジビエ商品として出荷まで行える東北初の施設。ジビエには適さない個体を、解体せずに分解処理できる減容化施設も合わせて整備されました。
宮城県では13年前の福島第一原発事故の影響で、イノシシ肉には出荷制限がかかっていますが、同施設では放射性物質の全頭検査を行い、問題のない個体を利用することで出荷が可能となっています。
1月からイノシシの受け入れを開始し、2月には試食会を実施。4月27日からは、いよいよ市内3カ所の道の駅でジビエ商品の販売がスタートします。
農業被害の防止や地域資源の有効活用、新しい食ブランドの創造など様々な効果が期待される取り組みです。ただ、ジビエは鮮度が命のため、広域からイノシシを受け入れることは困難という課題もあります。
イノシシ被害で悩む他の地域でも、このようなジビエ施設の整備が必要ではないかと思いました。
引き続き大崎市の取り組みを注視してまいります。
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「人間の復興10年委員会」の政策提言
地域公共交通対策で参考人質疑
今日は、宮城県議会地域交通調査特別委員会の参考人質疑でした。
宮城大学事業構想学群の徳永幸之教授からは、県内の公共交通の現状と課題をお聞きし、次いで国土交通省東北運輸局の池田交通政策部長から、全国各地の公共交通計画の先進事例や国の補助事業等の説明を受けました。そして、宮城交通株式会社の青沼正喜社長からは、路線バスの現状と課題、今後めざすべき方向性について貴重なご意見を頂きました。
少子高齢化や人口減少が進む中、公共交通を取り巻く状況は厳しさを増しています。その維持・確保に向け、参考人からは、行政と民間事業者がバラバラに取り組むのではなく、お互いに協力して知恵を出し合っていく「官民共創」が重要との訴えがあり、非常に参考になりました。
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