特別支援学校で医療的ケア児の通学支援事業がスタート!
宮城県で今月から、特別支援学校に通う医療的ケア児の通学を支援する事業がスタートしました。
今年度はモデル校として利府支援学校塩釜校(塩釜市立第二小学校内)と船岡支援学校(柴田町)の2校で実施。学校の看護師が同乗した介護タクシーが、医療的ケア児を送迎します。
今日は公明党県議団として、県内で初めて通学支援が行われた塩釜校を視察。初日は「試走」として保護者も同伴していたため、視察後に意見交換をさせて頂きました。
医療的ケア児はたんの吸引などが日常的に必要なお子さんです。医療的ケアは医師や看護師、保護者しかできないため、多くの医療的ケア児は保護者が自家用車で学校まで連れていっています。
通学支援は、こうした保護者の負担を軽減しようというものです。人員や予算の関係から毎日は難しく、今年度は月2~3回、計12回の運行を予定しています。
保護者の1人は「夜中もケアをする必要があるので、朝の通学がつらい時もある。少しでも負担が軽くなるはありがたい。他の学校にも広げていってほしい」と話していました。
県教委では今後3年間、毎年度2校をモデル校に指定して事業を実施し、効果や課題等を検証する予定ですが、できるだけ早く対象校を広げられるよう推進してまいりたいと思います。
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