宮城県動物愛護センターを視察
昨日は富谷市にある宮城県動物愛護センターを視察しました。
仙台市以外の保健所等で引き取られた犬猫などの飼育や治療、譲渡、処分を行っています。
センターでの殺処分は年々減少し、2015年度に犬101頭、猫1664頭だった焼却処分数は、2021年度は犬10頭、猫64頭まで減りました。
殺処分用のガス室は過去5年間で一度も使用されず、焼却炉は年数回の稼働にとどまるとのこと。センターの大規模改修・建て替えの時には殺処分施設は撤去できると思います。
また、県では、殺処分の多くを占める離乳前の子猫の命を救うため、今年度から「ミルクボランティア制度」を、愛護センターと石巻保健所でスタートしました。
現在は3人のボランティアが登録し10月までに18頭の子猫に対応、そのうち11頭がすでに譲渡されました。来年度も、実施保健所を増やす方針です。
なお県では昨年度からふるさと納税のメニューに「救える命、ニャンとかしたい!」を追加し、飼い主のいない猫の不妊去勢手術への助成事業や、ミルクボランティア事業などの財源として活用しています。
昨年度は150万円、今年度は120万円の寄付があったとのことでした。PRを強化すれば、さらに多く集まるのではないかと思います。
私は2016年9月定例会の一般質問で、ミルクボランティアの導入とふるさと納税の活用を提言していました。その時はいずれも「研究します」との答弁でしたが、6年が経って着実に前進していることが確認でき、大変うれしく思います。
今後とも動物愛護政策の充実に向けて取り組んでまいります。