宮城県営住宅 高齢者等の「単身入居可」住宅が大幅増
宮城県では9月1日から県営住宅の定期募集が始まっていますが、今回から、60歳以上の方などが単身で入居可能な住宅が大幅に増えました。
前回の6月定期募集まで、単身入居可能な住宅は、「2DK以下または床面積60平米未満」でしたが、今回から「3LDK以下または床面積60平米未満」に緩和されました。
この結果、例えば仙台市青葉区の広瀬住宅では、前回6月は募集した一般向け住宅11戸のうち単身入居可は1戸のみでしたが、今回は募集にかかった17戸全てが単身入居可となりました。
急速に進む高齢化で一人暮らしの高齢者が増加し、低廉な家賃で入居できる公営住宅の需要も高まっていますが、単身で入居できる住宅は限られていました。一方、老朽化が進む県営住宅では、空き家が急増しており、社会のニーズとマッチしなくなっています。また、民間のアパートでは、一人暮らしの高齢者を敬遠する家主も多いのが実情です。
そこで、私は、県営住宅における高齢者の住宅セーフティーネット機能をより拡充すべきだと提案し、今回の改正につながりました。
なお、単身入居が認められるのは、①満60歳以上の方②生活保護を受けている方③配偶者からの暴力被害者の方④障がい等のある方ーに限定されていますのでご注意ください。
詳しくは宮城県住宅供給公社のページをご確認ください。