盛土総点検 406カ所中7カ所で課題確認
それによると、国土地理院から提供された盛土可能性箇所データや住民からの通報などにより把握した盛土計406カ所を点検した結果、399カ所は問題なかったものの、7カ所で許可手続きの不備や、盛土の変状、擁壁の亀裂などの課題を確認。そのうち、公明党県議団が推進し2020年4月に施行された県の「土砂条例」に違反している盛土が2カ所あることが報告されました。
2カ所はいずれも七ヶ浜町にあり、うち1カ所については、土砂の埋立てが続くと崩落の可能性もあるとして、県は昨日1月21日付で「土砂等搬入禁止区域」に指定しました。今後、この区域に土砂を持ち込んだ者は、条例の規定により、氏名や住所の公表のほか、懲役または罰金も科されることになります。
今回の総点検で課題が見つかった7カ所については、いずれも人家などに甚大な被害をもたらす可能性は低いとのことですが、万が一の事態が起きないよう引き続き適切な対応を求めてまいります。
委員会ではこのほか、昨年6月に発生した千葉県八街市で児童5人が死傷した事故を受けて実施された県内通学路(仙台市を除く)の合同点検の結果や、水道3事業の「みやぎ型管理運営方式」について、今年4月の事業開始に向けた進捗状況の報告がありました。