宮城県コロナワクチン大規模接種センター 16歳以上を維持
本日、宮城県議会9月定例会の予算特別委員会が開かれ、コロナ対策などを盛り込んだ総額594億円の補正予算案について各会派による総括質疑が行われました。
私は公明党県議団を代表して質疑に立ち、仙台駅東口に設置されたコロナワクチン大規模接種センターについて、子どもの接種機会を増やす観点から、接種対象年齢を現在の16歳以上から12歳以上に引き下げるよう提案しました。
ワクチン接種については、ファイザー製、モデルナ製とも12歳以上が対象となっていますが、12歳から15歳までは原則的に保護者の同伴が必要で、かかりつけ医等による個別接種が推奨されています。ただ、現在仙台市では、個別接種や集団接種は予約が取りにくい状況が続いており、15歳以下は不可としている医療機関も多くあります。
一方、大規模接種センターは予約に空きが生じておりますので、12歳から15歳までの接種機会を増やすために、対象年齢の引き下げを検討するよう求めましたが、県当局からは「日本小児科学会の見解では、12歳から15歳までは個別接種が推奨されており、副反応等の説明も本人や保護者にしっかり行うなど丁寧な対応が求められていることから、大規模接種センターでは、当面は16歳以上を維持する」との答弁がありました。
他県の大規模接種センターでは、12歳以上を対象としている例もあり、仙台市の集団接種でも12歳以上を対象としていることを踏まえれば、県の消極姿勢は残念と思いますが、この年代の接種が大幅に遅れることのないような対応を引き続き求めてまいりたいと思います。
このほか、総括質疑では、5月にスタートした「選ぶ!選ばれる!!みやぎ飲食店コロナ対策認証制度」について、現在は対象外となっている「接待を伴う飲食店」を対象に含め、それらの店の感染対策の強化につなげるべきと提案し、村井知事から「接待を伴う飲食店も対象に加える」との答弁がありました。