宮城大学と宮城県議会がシンポジウムを初開催
きょうは公立大学法人宮城大学で、同大学生と宮城県議会議員とのシンポジウムが開催されました。県議会では2019年6月に同大学と連携協定を結んでおり、連携事業の一環として初めて開催されたものです。
私は、イベントを企画した県議会企画広報委員会の一員としてキーノートスピーチ(基調講演)を任され、「県議が考える地域の未来」と題して10分間、地方分権や議会改革、県議会の取り組みなどについて講演をさせて頂きました。
大学生6人と県議8人によるパネルディスカッションでは、①どんな政策に関心があるか②大学生になってから投票に行ったか③投票率向上のためには、どんな取り組みが必要か――の三つのテーマについて意見を交わしました。
関心のある政策として、「環境問題」を挙げた4年生は、「就職活動中だが、SDGsにしっかりと取り組んでいる企業に入りたい」と話していました。その意識の高さに感動するとともに、SDGsが就職先を選ぶ尺度にもなっていることが分かり、とても勉強になりました。
投票率向上対策については、オンライン投票の導入や大学構内への期日前投票所の設置など、投票環境充実を求める声のほか、「選挙の時に言っていた公約の達成状況がよく分からない。だから一票を入れても変わらないと思ってしまうのでは」と、議員の姿勢こそが低投票率の原因であるとの指摘もありました。
大学生の率直で、建設的な意見はとても参考になりました。やはり若い人の声を聞いていくことが大事だと痛感しました。ぜひ、来年以降もシンポジウムを続けていければと思います。