新型コロナウイルスに感染した議員の氏名公表について
宮城県議会は10日、新型コロナウイルスに感染した議員について、原則氏名を公表することを決定しました。先月下旬に、10名の議員が感染したことを受けてのものです。
公表に当たって、本人の同意を必要とするかどうかについて会派間の考えが分かれましたが、最終的には議長判断のもと、県議会としては「本人同意のもとで公表」という形になりました。ただ、公明党県議団としては、感染者が発生した場合はどのような理由であれ氏名の公表に同意します。
そもそも、こうしたルールは感染者が発生する前から策定すべきで、後手に回ってしまったことは私としても深く反省しています。
実は4月の時点で、議会事務局から「議員が感染した場合の対応」についての資料(フローチャート)が各議員に配布されており、その資料に、陽性者は「公表」と書かれていたため、私としては氏名も含めて公表だと思い、覚悟はしていました。しかし、この公表の範囲について、氏名まで含むかどうか、各会派で深く検討してはいなかったため、実際に陽性者が出た際に混乱してしまいました。議会全体として、危機感が足りなかったと指摘されても仕方がなく、お詫び申し上げます。
氏名の公表に、本人の同意が必要かどうかについて、「県民から選ばれた公人だから、無条件に公表して当然」という考えもあれば、議員とはいえ、家族等の人権やプライバシー保護の観点から、「本人が望まないのに無理やり公表するのはいかがなものか」という考えもあります。また、議員が犯罪を犯したり重大な事故等を起こしたりした場合には無条件の氏名公表は当然ですが、新型コロナウイルスは誰もがかかる可能性がある感染症であり、感染したこと自体をあたかも「不祥事」と同一視するような風潮を助長するのは好ましくないのではないか、という考えもあると思います。
悩ましい問題ですが、宮城県議会が今回決定したルールでは、本人の同意がなくとも、性別、年齢、選挙区、所属会派、症状、行動歴等は全て公開しますので、感染拡大の防止を図る上で必要な情報は最大限提供されると思います。氏名については、本人や各会派の判断に委ねられる形となりましたので、公明党県議団としては、無条件で氏名公表に同意することに決めました。ご理解頂ければと思います。
県内でも感染拡大が続いており、昨日は過去最多の46人の感染が判明しました。私自身、家族以外とは濃厚接触とならないよう最大限の注意を払ってまいります。皆様におかれましても、マスクや手洗い、3密を避けるなどの基本的な対策を徹底して頂ければ幸いです。
