魅力あふれる「県立自然公園船形連峰」「蔵王国定公園大東岳」めざし調査Ⅱ
かつて私は、仙台市や大和町、色麻町、加美町にまたがる県立自然公園船形連峰について、嶋中貴志仙台市議とともに同市青葉区定義の奥にある登山ルートを調査しましたが、その際に案内をして下さった登山愛好家の方が先日、船形連峰の現状を点検され、その結果を報告してくれました。
また、太白区の国定公園蔵王連峰の調査もご報告いただきました。
調査結果をブログで紹介してはどうか、とのご提案を頂いたので、下記の通り掲載いたします。
調査によると、太白区や他の3町に比べ青葉区内は、標識が壊れていたり山小屋がなかったりとまだまだ登山環境の整備が不十分なようです。
コロナ禍の中、遠方の有名な山ではなく、近隣の山登りを日帰りで楽しむ「ご近所登山」のニーズが増しており、これまであまり登山客が多くなかった山にも関心を寄せる人が増えています。
また、近年は山菜採りで遭難者が多発しておりますので、遭難防止対策としても、山中の標識や山道の整備、山小屋の設置、分かりやすい地図の掲示などを進めていく必要があります。
下に掲載した写真でも分かりますが、県立自然公園船形連峰には多くの絶景スポットがあります。多くの人に、安全・安心して登山を楽しんでもらえるよう、今後とも登山環境の整備を推進してまいります。
<調査報告> ※登山愛好家・S氏が6月、7月、8月に調査
今回は青葉区、大和町、色麻町、加美町、それぞれの登山口から山頂までのルートを調査した。猛暑で調査は大変だった。
青葉区の北泉ヶ岳・三峰山・蛇ヶ岳・後白髪山それぞれの山頂標識は、まあまあであったが、その他の山中標識はほぼ全壊に近かった。また、山道は荒れていたし、山小屋は一軒もなかった。
大和町は、標識・山道・山小屋いずれも完璧だった。
色麻町は登山口トイレが壊れ、山中の一部標識も壊れていたが、山道・山小屋は完璧。色麻町のルートは、山頂まで最も気軽に登れるため、登山者が非常に多い。
加美町は、登山口までのアプローチが悪いため登山者が少なく、山中の標識や山道は荒れていたが、山小屋や登山口の標識は完璧なので問題はないと思われる。
青葉区と山形県境にある坂下コースは、登山者が非常に少ないため、今回、調査は行わなかった。
太白区の国定公園蔵王連峰は、標識・山道・山小屋はほぼ完璧だった。仙台市の青葉区と太白区がこんなにも違うものかと驚いた。
1、県立自然公園船形連峰 青葉区周辺コース ※地図の〇数字と下の写真の数字は対応
2、県立自然公園船形連峰 大和町升沢コース ※地図はなし
3、県立自然公園船形連峰 色麻町大滝コース ※地図はなし
4、県立自然公園船形連峰 加美町小野田コース ※地図はなし
5、蔵王国定公園・大東岳周辺コース ※地図の〇数字と下の写真の数字は対応